2020年3月5日(木)付

留守番の小中生に昼食 大町の共同作業所がんばりやさん 一斉休校受け弁当宅配

 大町市名店街の共同作業所がんばりやさん(NPO法人北アルプスの風、神谷典成理事長)は、市内の小中学生への弁当宅配を始めた。新型コロナウイルス感染症対策としての全国一斉休校措置を受けて、家で留守番する子どもたちの昼食を賄う。16日まで約2週間の限定で行う。
 株式会社・北アルプスの風「四季彩デリバリー」の取り扱う高齢者などへの弁当宅配事業と連携し、急きょ実施することにした。管理栄養士による献立で、給食に代わる昼食を子どもたちに届ける。配達は作業所の利用者が行う。
「開催」か「延期」今月中に判断 牛越市長 芸術祭 中止はしない

 大町市で5月31日開幕予定の第2回北アルプス国際芸術祭について、実行委員長の牛越徹市長は、「開催」か「延期」かの判断を今月中にする。大糸タイムスの取材に考えを示した。新型コロナウイルス感染症拡大防止策の国の新方針が出されるであろう今月中を判断期限とした。中止の考えはなく、「市民や来訪者が安全な環境の中で楽しめることを第一に考え判断していきたい」と話した。
 市長は、感染状況や国の対策、類似イベントの判断などさまざまな観点から検討し、「開催するか、規模を縮小するか、延期するか。さまざまな選択肢の中から慎重に判断する」とした。
聖火リレーまで1カ月 白馬村役場 懸垂幕掲示 応援呼び掛け

 長野県を4月2日と3日に走る東京2020オリンピック聖火リレーまで1カ月を切った。白馬村役場では3月3日、懸垂幕を掲示。「希望の道をつなごう」とスローガンが記され、かつての五輪開催地として、白馬から五輪を盛り上げようと、沿道での応援を呼び掛けている。
 ランナーや走行区間は3月下旬に発表を予定している。4月3日には大町市でも聖火リレーが行われる。午後4時10分にスタート予定。
登山シーズンへ安全祈願 北ア北部遭対協 大町の王子神社で

 春山の登山シーズン開始を前に、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会(会長=中村義明小谷村長)は2月28日、安全祈願を大町市俵町の若一王子神社で行った。登山客や救助隊員らが1年間、安全に登山ができるよう願った。
 神事には、大町、白馬、小谷班の隊長など代表者ら約20人が出席。祝詞の奏上や玉串奉てんなどが行われ、平穏無事や安全を祈願。会員に配布するお守りの授与も受けた。
手作りアロマ「湖畔で癒し」 大町木崎 女性5人のWS盛況

 大町市木崎湖畔のカフェ&グランピング「ねまるちゃテラス」で2月26日、「木崎湖の畔で癒しのワンダーランド」が開かれた。
 アロマなどの癒しの体験を通し、日ごろ家事育児を頑張る女性たちに安らぎのひと時をと企画した。「ワイルドフラワーエッセンス」や、「トウリーディング」「花カード診断」、量子医療分野の「CS60」という機器を使った施術「コロコロ体験」など、5人の女性によるワークショップで盛り上がった。
 たくさんのプログラムに、女性だけでなく男性も集まり、心安らぐ時間をともに過ごした。
新型コロナから子ども守る 大町市内の小中学校 校長会で対策・課題共有

 大町市内小中学校の校長会が4日、市役所で開かれた。新型コロナウイルス感染症拡大防止に対する各校の対策や課題を出し合い情報を共有。児童生徒の安心安全の確保へ積極的に意見を交わした。
 各小学校で2日から始まった低学年の受け入れについては、増加に伴う感染リスクの高まりを危惧する声もあり、一つの教室に児童が密集することがないよう、学年ごとに教室を分けるなどの対策を講じていくことを確認した。
 卒業式については、小中学校とも、出席者を卒業生と各世帯1人の保護者に限り、時間短縮など簡素化して実施することも確認した。
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