2020年３月14日付

2020年３月14日(土)付

〝外遊び〟笑い声元気に　大町スポーツ推進機構休校中の児童サポート

　「もう1回やろう」「鬼ごっこしよう！」。芝生の上で思い切り遊ぶ子どもたちの楽しそうな声。休校中であまり外で遊べない児童のため、スポーツで大町市を盛り上げる「大町スポーツ推進機構（ＯＳＰＯ）」は13日、大町文化公園で外遊びのサポートを行った。久しぶりに会うお友達や初めての子も大勢が公園に集まり、ボール遊びや鬼ごっこなど元気に遊び、笑い声を響かせていた。
　子どもたちは汚れるのも気にせず芝生の上で転び、笑い声を上げた。どこまで飛ばせるか競う靴飛ばし大会は大盛り上がり。美麻を中心に親子活動を開催する「みあさの森」の協力でお菓子も用意され、遊び終えて疲れた体を癒やした。

奥原希望さん五輪〝確実〟か　牛越市長「市を挙げて応援する」

　大町市常盤上一出身のバドミントン選手・奥原希望さん（25）＝仁科台中、大宮東高卒、太陽ホールディングス所属＝が「東京五輪出場確実視」との報道等を受け、13日、地元の応援する会会長を務める牛越徹市長は「希望さんの活躍を期待し、市民の皆さんとともにしっかり応援していく」と述べ、市を挙げた応援体制を整える考えを示した。奥原さんが東京五輪出場となれば、銅メダルに輝いたリオに続き2大会連続となる。
　五輪出場は、4月末の世界ランキング発表をもって正式決定となる。上位16位以内・国内2位以内が基準で、奥原さんはすでに基準を満たしている。

塩の道20年越し「百選」追加　文化庁歴史の道小谷～大町ひと続きに

　文化庁が選定する「歴史の道百選」に本年度、「塩の道」として親しまれる「松本・千国街道および東回り古道」の小谷村・白馬村・大町市を含む箇所が追加選定された。「塩の道祭り」などで歩く古道が、小谷から大町まで連なった。
　歴史の道百選は文化や歴史の理解につながる重要な由緒を有する古道や交通関係遺跡を顕彰し、保存と活用を呼び掛けるもの。前回は平成8年に全国78箇所が選定され、「松本・千国街道」も松沢～沓掛（白馬村・小谷村）と大野～大網峠(糸魚川市）の区間が選ばれていた。
　小谷村の追加選定地は昔のままの姿を残す歴史の古道だったが、前回は平成7年の梅雨前線豪雨災害で被災した街道の復旧が読めず、申請できなかった。改めての選定に関係者は喜びもひとしおだ。

ランドセル清めおはらい　松川有明山社新入生の健康願い20日

　松川村神戸の有明山社（平林秀文宮司）は20日、新小学1年生の安全と学業達成を願う「ランドセル清祓式(児童健康祈願）」を開く。新入園生なども対象、居住・通学(通園）する市町村にかかわらず参加できる。
　古くから学業成就の社として親しまれている有明山社で、昭和40年ごろから行われていた「入学勧学祭」を発展させ、平成20年に始まった行事。

新型コロナ地域経済に打撃　大町経営相談会19日時間拡大

　飲食店で相次ぐ宴会キャンセル、中国産部品の品薄による工事ストップなど、大北地域でも多くの業種から悲鳴が聞こえてくる。国内でも感染が拡大する新型コロナウイルス肺炎が地域経済に与える影響は計り知れない。終息の見通しが立たない中、今後を不安視する事業所経営者は多い。大町市の大町商工会議所では、新型肺炎に関する経営相談窓口を開設、19日に予定する定例の経営無料相談会の開催時間を拡大するなど新型肺炎に伴う経済低迷の歯止めに躍起になっている。
　経営無料相談会は、大町商議所会員事業所が対象で予約制。

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