2020年3月20日(金)付

不安乗り越え「合格」 公立高校発表に笑顔の花

 県内公立高校一般入試の合格発表が19日に行われ、大北地域の大町岳陽、白馬、池田工業の3校でも午前8時半と同時に合格者番号が掲示された。「(番号が)あった、あった!」「合格したよ、びっくり!」など仲間や親子で喜ぶ姿があり、新型コロナウイルス感染症の混乱が広がる中、不安を乗り越え合格を決めた受験生たちの笑顔の花が咲いた。
 新型コロナの影響で、密集が予想される合格発表会場に足を運ぶことへの自粛要請があったため、会場で合否を確認する受験生の姿は例年に比べて少なかった。
林間遊び盛りだくさん 国営公園 屋外遊具オープン

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で、冬季閉鎖していた屋外遊具「林間アスレチック」と「くもの巣遊具」がオープンした。新型コロナウイルスの影響で屋内施設が使えないものの、感染リスクが比較的少ない屋外で子どもたちに遊んでもらいたいと例年より早くオープン。春の陽気となった19日は、親子連れなどでにぎわっていた。
 公園企画運営係長のの中島憲久さんは「開放的な屋外での遊びは感染リスクが比較的低く、子どもたちのストレス解消にもなる。暖かな日差しを浴びて思いっきり楽しんでほしい」と話している。
シーズン終盤 スキー楽しむ 白馬バレー 雪不足影響 営業終了も

 記録的な雪不足や新型コロナウイルスの影響で観光客が減少する中、自然の空気や良質なゲレンデを最後まで楽しみたいスキー客が白馬バレーを訪れている。小雪により例年より早く営業を終了するスキー場や滑走できないゲレンデがあるものの、「こんな時だからこそスキーを楽しみたい」と声が上がる。
 神奈川県から訪れた30代の男性スノーボーダーは「雪不足だけど、お世話になってるスキー場だから少しでも貢献できれば。今日は雪が降っているから上の方で楽しみたい。コロナウイルスで外に出ない人もいるけど、都会にいるより自然の空気を吸った方が良い気もする」と話していた。
事後プログラムは中止 白馬 4月2日五輪聖火リレー

 白馬村で4月2日に予定されている「東京2020五輪聖火リレー」の後に行われる予定だった事後プログラムについて、村は3月19日、中止することを決めた。
 新型コロナウイルスの感染症対策で、福島・栃木・群馬の3県が無観客実施と関連イベントの自粛が決まったため。同日までの段階ではリレーは実施予定だが、今後の新型コロナ対策の動向も不確定なため、村独自のイベントについて早めの中止を確定した。
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