2020年3月21日(土)付

金山神社で学業祈願 大町市借馬子ども会育成会 コロナ対策万全に

 大町市借馬の子ども会育成会は、新学年のスタートを控えた20日、伝統の学業成就祈願を金山神社で開き、子どもたちの実り多き一年を願った。同地区の小中学生を中心に約30人が参加し、絵馬に抱負を書くなど新学年の始まりに期待を膨らませた。
 同育成会の学業成就祈願は30年以上続く。例年は、子どもたちを拝殿に迎え入れての祈願だが、今年は、新型コロナウイルスの感染予防対策として密集を避け、拝殿に上げず、境内で参加してもらう形をとった。
卒業生祝う桜の木=@信濃大町駅員が手作り

 大北各地の学校で卒業式が終わり、大町市のJR信濃大町駅にはひと足早く桜?が咲き誇っている。次のステージに進む卒業生を祝福し、大いなる可能性に期待を込めた駅員によるメッセージがピンク色の花びらとなり、駅構内を彩っている。
 駅員が3月上旬、「いつも通学で大糸線を利用する生徒たちに感謝を込めて」と、桜の木≠手作りし、設置した。
スイセン開花例年より早く 小谷村土谷地区の「街道」

 小谷村土谷地区の「土谷水仙街道」のスイセンが、開花時期を迎えた。豪雪地の小谷村でも今年は雪が少なかったため、例年より10日以上も早く花をつけ始めた。
ちひろが描く子どもと平和 企画展「いのち見つめて」

 松川村の安曇野ちひろ美術館は、企画展「ちひろ、いのちを見つめて」を開催中。子どもの絵を生涯描き続けた画家・いわさきちひろ(1918〜74年)の作品を通して、ちひろが願った子どもの幸せと平和を、改めて見つめ直す。5月11日まで。
 第二次世界大戦後に健気に生きる子どもたちの姿を描いた作品、子育てをする中で実体験をもとに描いた作品、高度経済成長期の中で子どもたちの内面を見つめた作品、ベトナム戦争や広島での被爆で傷つき悲しむ子どもたちを描いた作品など、ちひろの言葉を交えて約60点を紹介する。
自然の恵みに囲まれ祝う 池田「こども園おひさま」で巣立ちの会

 池田町会染の認可外保育園「安曇野シュタイナーこども園おひさま」は14日、卒園児の節目の会「巣立ちの会」を開いた。保護者や地域の人たちが集い、園児らの新たな門出を祝った。
 グリム童話のお話に合わせて、卒園児が人形を動かし、人形劇をした。手縫いで作った人形や草木染で作った織物、陶で作った器、母親と一緒に手作りしたアルバムなどの卒園制作物を発表した。保護者や教師らによる歌やライアーの演奏、父親らが伐採した木を使って作られた鉛筆立てが、園児に贈られた。
中学生が「美麻の歴史」冊子に 大町 総合学習で制作世帯へ配布

 大町市美麻小中学校(山岸澄雄校長)の9年生が、冊子「僕たちが未来へ伝えたい美麻の軌跡」を制作した。50年前の美麻を聞き取り取材した貴重な内容を中心に、写真で過去と現在を比べたり、より良い地域の未来に向けての実例や自分たちの思いなどをまとめた。
 生徒たちは戦時下の体験や、昔の狩りの様子、仕事や産業、生活、結婚式や年中行事、遊びなどさまざまな内容を聞き取りした。その一方で、修学旅行を利用して京都大学へ出向きAI(人工知能)やAR(拡張現実)について先端の技術や知識に触れたり、定住促進や農業のIT化など、地域の人が行う未来へ向けての投資にも触れ、理解を深めてきた。
 取材内容の濃さに注目した地域の人たちが「フリーペーパーではもったいない。ぜひ本にして」と提案。本文18nの冊子を作った。
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