2020年4月14日(火)付

万全の体制で児童受け入れ 大町小中 コロナで2度目の休校

 大町市内の全小中学校は13日、新型コロナウイルスの感染予防に伴う2度目の休校に入った。小学校では、仕事等で両親らが不在となる児童の受け入れも始まり、対象児童を前回休校(3月2日〜春休みに入るまで)の1〜3年から全学年に拡大した。教職員でシフトを組み、万全の見守り体制で児童を迎え入れた。大町西小学校では初日、2年と4年の5人の児童を受け入れた。。子どもたちは、自宅から持参した健康チェックカードを提出し校舎に入った。図書室を教室?に、簡易的な時間割にそって、読書やぬり絵など自習に取り組んだ。
「密」避け万全晴れやかに 1週間遅れ 小谷小・中 簡素に入学式

 小谷村の小谷小学校と小谷中学校で13日、令和2年度の入学式が行われた。当初は6日の予定だったが、県大町保健所管内で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受けて、1週間延期された。「密接」や「密閉」などを避ける万全の対策を取りながら、簡素化した中で新1年生が式に臨んだ。小谷小学校では18人が入学した。簡素化した式の開催でも真新しいランドセルを背負った新1年生の表情は晴れやか。小谷中学校では15人が入学した。規模は縮小されたものの、在校生も参加して新入生を温かく迎えた。
祝詞上げコロナ終息願う 松川 鈿女神社で春の例祭 

 松川村細野地区の鈿うず女め神社で12日、春の例祭が開かれた。新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小。氏子総代会などの関係者約40人がささやかに祝い、感染の終息と地域の平安を祈った。鈿女神社は芸事をつかさどるアメノウズメが祭られ、「おかめ様」の愛称で親しまれている。今年の祭りでは地元の安曇節保存会による民謡「正調安曇節」も中止。神職が終息への願いを込めて、「疫病退散」の祝詞のりとを上げた。
天然雪で熟成「大町の酒」 薄井商店白馬錦「雪中埋蔵」搬出

 冬の天然雪の中に埋蔵された日本酒が、春の穏やかな空の下に現れ、続々とトラックに積み込まれてゆく。大町市の酒蔵・薄井商店(薄井朋介社長)は8日、白馬錦「雪中埋蔵」の搬出作業を行った。同社は大町の雪を熟成に利用する「雪中埋蔵」を1995年から実施。雪不足の今年は、従来より標高が高い北アルプスの山懐に場所を移し、2月13日に貯蔵した。
元気な声にぎわう出張販売 第2・第4金曜日 市総合福祉センターで

 「お待たせしました。しょう油ラーメンです」と元気な声。大町市総合福祉センターで毎月第2・第4金曜日に、同市社の北アルプスの風第2共同作業所「アルプスラーメンがんばりやさん」が出張ラーメンを販売している。熱々のラーメンを頬張る人からは、「おいしい」と笑顔がこぼれている。少し肌寒い日となった10日、センターの職員や利用者が列をつくり大盛況。定番のしょう油ラーメンととんこつラーメンがあり、40杯用意したラーメンが売り切れる勢い。「ありがとうございました」「ごちそうさま」と笑い合っていた。
「手製ついたて」で飛沫防止 大町市 建設課窓口に試験設置

 大町市役所3階の建設課建築住宅係窓口に、新型コロナウイルスの飛沫ひまつ感染予防対策として透明素材を使ったついたてが設置された。建設課職員の提案から試験的に始まった。窓口を訪れた市民の反応を見る中で、感染予防策として庁内各課・係の窓口設置につなげる狙い。ついたては、建築住宅係の住宅修繕を担当する技術職員のお手製。木材を土台、枠組みに、飛沫防止に配慮し正面左右を透明素材で囲った。
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