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2020年4月16日(木)付 |
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アルペンルート全線開通 外出自粛の影響大 人影まばら
北アルプスを貫き、長野県と富山県を結ぶ山岳観光路線「立山黒部アルペンルート」が15日、全線開通した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響は大きく、例年大勢の観光客でにぎわう大町市の扇沢駅は人はまばら。各所で感染症対策を施すも来場の呼び掛けは控えており、厳しいシーズンの始まりに関係者は複雑な表情を浮かべた。
扇沢駅と黒部ダムを結び、昨年は始発に約400人が乗車した「関電トンネル電気バス」も、今年の始発乗車はわずか13人。アルペンルートの目玉「雪の大谷ウオーク」が中止となり観光客はほとんどなく、室堂でバックカントリースキーをする客が占めた。電気バスをはじめ室堂駅までの各乗物では、感染症対策として窓を開けた換気や車内の消毒、乗車人数を制限するなどして運行した。 |
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小学校児童受け入れ増 大町「密」避け予防対策万全
新型コロナウイルス感染予防の休校に伴い大町市市内全6小学校で13日から始まった2度目の児童受け入れは、対象学年の拡大により前回を上回る受け入れ人数となっている。受け入れ増に対し各校では、密集を避けるなど万全の感染予防対策で対応している。
市教育委員会は「受け入れ人数増加で心配する保護者も多いと思うが、利用者数に応じて複数の教室を使うなど各校工夫のもと実施している」と子どもの安全確保の徹底を強調する。 |
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テレビ電話で遠隔説明会 白馬中 ICT活用し感染予防
白馬村の白馬中学校でこのほど、テレビ会議システムを使った「スケジュール手帳」のガイダンス説明会が行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のために外部からの講師を招くのが難しい中で、ICT(情報通信技術)に力を入れてきた同校のインフラを生かし県外から遠隔で行った説明会で、感染症リスク低減と時間短縮につながる新たな授業の可能性も探り出した。
スケジュール手帳「NOLTYスコラ」は、2、3年生の生活指導のため昨年までの生活記録ノートから切り替え、時間の見通しを持って生活し社会的自立につなぐ狙いで本年度から導入する。新たな取り組みのため、当初は東京都内の手帳メーカーから講師を招く予定だったが、折しも感染予防による東京都の外出自粛で移動が制限され、白馬まで訪問できないことに。テレワークなどで用いられるウェブ会議システムを活用することとなった。 |
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人生の最後 希望を記録 松川社協「エンディングノート」配布
松川村社会福祉協議会は、人生の最後をどう迎えたいか記すオリジナルの「エンディングノート」を無料で配布している。核家族化によって一人暮らしの高齢者が増える中、住民が介護や死後の希望を周囲に託し安心して暮らせるよう、作成した。
ノートは「自分らしく!私からのメッセージ」をタイトルにしたA4サイズの8n。プロフィールや医療、介護、葬儀、お墓など各項目が並ぶ。記入の負担軽減を図ろうと簡略化し、延命措置について「心肺蘇生法を希望する・希望しない」など、各項目ごと選択肢から希望を選べる。 |
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五穀豊穣願う「古式作始め」 大町仁科神明宮 コロナ影響 神事縮小
大町市社宮本の国宝・仁科神明宮で15日、春例祭が行われた。毎年3月15日に県無形民俗文化財指定の「古式作始めの神事」を奉納するが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で祭日を延期し、神事も縮小。稲作など地域の作物の五穀豊穣を願った。同神事は、伊勢神宮の祈年祭にならって行う豊作を祈る祭り。
例年は、氏子の青年が神楽員となり、鍬初めや苗代づくり、種まきや鳥追い、牛を引く万鍬掻きなど稲作の様子を再現する「古式作始めの神事」が行われ、その年の稲作の作柄も占う。神楽の練習には10日から2週間ほどの期間が必要で人が集まらなくてはいけないことなどから新型コロナウイルスの影響を懸念し、実施を断念した。 |
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特殊詐欺 新型コロナ関係も 大町署と防犯協 被害防止呼び掛け
大町署と大北防犯協会連合会は年金支給日の15日、特殊詐欺被害防止の啓発活動を大町市の大町郵便局で行った。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ウイルス感染に便乗した特殊詐欺も増加。予防対策を行いながら注意を呼び掛けた。
啓発活動は、ウイルス感染拡大防止の観点から署員と協会職員の3人で実施。マスクや手袋を着用し、相手と距離を保ちながら「特殊詐欺に注意してください」と注意を促した。 |
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