2020年5月8日(金)付

自粛のGW 静かに終わる 大北各地 県外車往来なく 商店街閑散

 新型コロナウイルスの感染拡大によって全国で「外出自粛」が求められたゴールデンウイークは、この大北地域でも静かに終わった。グリーンシーズンに入ったばかりの観光地・大町市では、大型バスや県外車両の往来がほとんどなく、飲食店は軒並み営業を見合わせ、商店街も例年とは打って変わって閑散とした。
定額給付金「一日も早く」 小谷村 大北で最速申請書発送

 新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策として、国が全国民に一律10万円を給付する特別定額給付金について、大北地域では7日、先頭を切って小谷村で申請書の発送が始まった。8日から郵送申請の受け付けを開始する。
有機野菜保育園給食に 松川 職員・有志がイモ定植

 松川村営農支援センターは6月から、村内の保育園給食に、有機で育てた野菜を随時提供していく。第1回となる農作業をこのほど、同センターが管理する川西の畑で行った。安心安全な食材を提供しようと、職員と住民有志らが参加し、ジャガイモを定植した。
手作りマスク技術向上 新日本婦人の会白馬支部 自粛下でも情報共有

 白馬村の新日本婦人の会白馬支部では、新年度の活動として、健康増進のための運動教室や手仕事を楽しむ活動を企画している。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの活動が自粛となっているが「助け合いの精神を発揮し励まし合おう」を合言葉に、電話やメールの情報交換を行ったりしてつながりを深めている。
茅場で伝統の「野火つけ」 小谷牧の入で春の風物詩

 文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されている、小谷村千国乙の「牧の入茅かや場」でこのほど、春の風物詩の「野火つけ」が行われた。地権者の親沢北観光委員会(松本清委員長)のメンバーや、村の茅葺ぶき職人、共働学舎のメンバーのボランティアら60人余りが参加。広大な茅場に火入れを行い、良質な茅を育て、草原の森林化を防止する作業に汗を流した。
初のリーグ戦中止 大町ソフトボール連盟

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、大町市の大町ソフトボール連盟(宮脇寛会長)は、今シーズンのリーグ戦大会を中止した。連盟発足42年の歴史で中止は初めて。
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