2020年5月19日(火)付

女子サッカー久々の練習 大町 体育施設も利用可能に

 新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の解除に伴い、大町市内の社会体育施設などの利用が16日から可能となった。市総合運動公園多目的グラウンドでは、大町市の女子サッカークラブチーム「タフィタ」が2カ月ぶりに練習を再開。久しぶりに再会した仲間たちと心地よい汗を流した。グラウンドには、中学生や社会人メンバー十数人が集まり、パス交換やシュート練習などで体を慣らし、男子クラブチーム大町FCシニアと試合形式の練習に打ち込み、グラウンドに活気ある声を響かせた。
昼食は宿に弁当注文 小谷村職員有志苦境の力に

 新型コロナウイルスの影響で観光客が減少し経営が苦しくなった村内の宿泊事業者の力になりたいと、小谷村役場の職員有志は7日から、宿泊事業者に昼食の仕出し弁当を注文している。感染拡大防止の自粛や休校で学習旅行などのキャンセルが相次ぐ中で、村内でも大きい職場の一つとして地域の経済に少しでも協力したいと始まった。村観光連盟を通じて仕出しの免許を持つ業者に打診。5月頭の急な注文だったが、当初は2施設が応じた。田植えなどで忙しい時期でもあるため、今後も手が空いた施設に呼び掛けて、日替わりで広げていく予定だ。
分散登校で学校再開 松川村「3密」避け授業は短縮

 新型コロナウイルスの影響で臨時休校していた松川村の小中学校2校が18日、約2カ月半ぶりに再開した。教室内でのいわゆる「3密」を避けるため、クラスを2班に分けた分散登校など感染防止策を継続し、授業を本格化させた。国の緊急事態宣言解除などを受け、村内の公共施設も一部を除き再開した。利用人数の制限やマスクの着用など対策を徹底し、利用者を受け入れている。
身近な山麓多彩に描く 池田「風のいろ」で三人展

 池田町堀之内の「カフェ風のいろ」は、岩瀬直子さん(油彩画)、松下英ともさん(パステル画)、坂井真智子さん(布絵)による「山麓の風景三人展」を6月9日まで開催中。身近な山麓の風景を切りとり、それぞれの視点とスタイルで表現した作品展。残雪の北アルプスや晩秋の仁科三湖、散歩道や堤防道路などから見える景色など、安曇野から白馬までの風景をモチーフにした17点を展示。ぬくもりや清涼感、現場の空気感が伝わる作品が、一つの空間に融合する。
感染予防「応援パック」発送 大町市 社会福祉51事業所に

 大町市の新型コロナウイルス対策本部は15日、市に寄贈のあった消毒用アルコールやマスクをセットにした「社会福祉事業応援パック」を市内の24社会福祉法人・51事業所に送った。品物が不足し入手が困難になっている中、感染予防のための物品で各施設の防疫体制を強化してもらう。セットを受け取った、社会福祉法人北アルプスの風・総務部長の前田敏博さん。は「品物が不足していおり、予防のために大事に使わせていただく」とお礼を述べた。
音声誘導器で救命啓発 北ア消防 寄贈受け学校に配布へ

 北アルプス広域消防本部は、新型コロナウイルスの影響でプール授業を控えた学校などで心肺蘇生法講習会が実施できないことから、心肺蘇生法を音声と光で案内する心肺蘇生音声誘導器「レスキューガイド」を配布し、救命啓発する。講習会の代わりに装置を役立てたいという同本部の考えに、装置を開発した電子機器製造「NISSHAサイミックス」(茅野市)が協力し、18日に60台を寄贈した。
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