2020年5月22日(金)付

高齢者の健康 巡回し確認 大町 美麻診療所「あおぞら訪問」

 「体調は変わらないですか」「元気でやってるよ」―。大町市の美麻診療所は、新型コロナウイルスの影響で人と会話する機会が減っている美麻の高齢者を対象に、地域を巡回して声掛けや問診をする「あおぞら訪問」を21日から始めた。診療所の飯島昭二医師(48)が高齢者と会話し、健康状態を確認。久しぶりの地域の集まりに、参加者からも笑顔がこぼれた。
 初日は千見地区の2カ所で開き、千見高齢者センターでは6人が参加。「元気でやってるかい」と久しぶりに会う住民同士で声を掛け合う姿もあった。体温を測り、飯島医師が個別に血圧測定や問診で体調を確認。最後はラジオ体操で体を動かした。
SDGs高校生に学ぶ 白馬中3年生がオンライン授業

 白馬村の白馬中学校3年生は本年度、総合的な学習の時間でSDGs(持続的な開発目標)を基本に据えた学習に取り組んでいる。18日、昨年「グローバル気候マーチ」で環境問題に取り組んだ白馬高校3年生3人から遠隔で話を聞き、身近な世代の具体的な活動に触れ、刺激を受けた。
 総合的な学習で3年生は、「白馬になる」をテーマに自らが地域で何を企画・実行できるかに取り組む。4月からテーマをSDGsの17の開発目標から選び、グループで追究したい内容を学んできた。身近に実際に取り組んできた例として、高校生の話を聞くことになった。
子どもと学生に1万円 新型コロナ 池田町が新たな支援策

 池田町は21日、新型コロナウイルス感染拡大に対する独自の住民支援策として、高校生以下の子どもと町内出身・在住の学生に1人1万円を給付する考えを示した。町議会全員協議会で方針を明らかにした。
 給付金は小中高校の休校によって負担が増えた家庭や、アルバイトの収入が減少した学生などを支援する狙いだ。18歳以下の子どもと、24歳以下の大学生や専門学校生、予備校生などが対象(外国人留学生は年齢制限なし)。合わせて約1500人を見込んでいる。
赤・白・ピンクベゴニア定植 松川・花が咲いている村づくりの会 村内彩るプランターづくり

 松川村で緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」(内川輝雄会長)は20日、プランターづくりの作業を安曇野ちひろ公園で行った。参加者全員で協力し、色鮮やかなベゴニアの苗を植えた。
 同会の母体で、苗を育てた生産グループ「Mフラワー」のメンバーや園のサポート隊、村職員など約60人が駆け付け、作業に精を出した。
「安心の街」へ犯罪予防推進 大北防協連合会 本年度計画書面で議決

 大北防犯協会連合会(会長=牛越徹大町市長)は、新型コロナウイルスの影響で本年度の総会を中止し、書面により本年度の事業計画等を議決した。防犯功労団体など同連合会表彰は事務局や大町署生活安全課などが個別に伝達する。
 事業計画によると、「みんなでつくろう安心の街大北」をスローガンに、「犯罪の予防・未然防止活動の推進」を運営重点に定める。(写真は昨年の防犯啓発活動)
 表彰では、詐欺被害の未然防止や広報啓発、防犯活動への貢献などで、14の団体と個人が受賞した。
胃カメラ健診を再開 大町病院 緊急事態宣言解除で

 大町市の市立大町総合病院健診センターで21日から、人間ドックなど健康診断の胃内視鏡検査(胃カメラ検査)が再開となった。新型コロナウイルスの感染リスクに配慮し5月7日から中止していたが、緊急事態宣言が解除され、全国的に感染者も減少している状況から再開を決めた。
 中止期間は胃カメラに代わり、せきなど飛沫感染の可能性がないレントゲンによる胃の透視検査を実施してきた。
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