2020年6月17日(水)付

宿泊施設も避難所に 大町市 「3密」回避で協力要請

 大町市は、コロナ禍≠ノおいて災害発生した場合の「3密」を避けた安心安全な避難所運営のため、市内のホテルや旅館に対し避難所としての活用が可能かなど協力を要請している。16日の市議会6月定例会一般質問で竹村静哉総務部長が明らかにした。
 避難所における新型コロナ対応の国の通知で、ホテルや旅館等の活用検討も含め可能な限り多くの避難所の開設準備を求めていることから、市は大町温泉郷を中心に協力を要請。今後、協議を重ねる中で、ホテルや旅館等の力を借りた安心安全な避難所運営の準備を進めるとした。
「気候マーチ」環境白書で紹介 白馬高生の活動 国が注目

 地球温暖化など気候変動への対策を訴えてきた白馬村の白馬高校生の活動が、このほど政府が閣議決定した令和2年度版「環境白書」で触れられた。高校生が身近な活動から幅広い層へ輪を広げた取り組みが、国内の若者の取り組みの事例として国レベルで注目された。
 白書は環境問題の現状や国の環境行政の施策方針を記したもの。高校生が掲載されたのは21ページ目に掲載のコラム「気候変動問題に関する若者の動き」中で、世界的に注目された若き環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに続いて国内の例として触れられた。
秋の「焼いも会」楽しみ 白馬幼稚園 苗植え体験

 白馬村の信学会白馬幼稚園(中村豊園長)はこのほど、同園の畑でサツマイモの苗植えを行った。園児らが秋の「焼いも会」を楽しみにしながら、豊作を願って作業に汗を流した。例年は縦割りグループをつくり、全園児で植え付けをしているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、クラスごとの最少人数で実施した。
 あらかじめ張ってあったマルチに穴をあけ、苗の向きや深さを慎重に見極めながら苗を植えていった。手を土だらけにして真剣に取り組み、作業後は集合して「大きくなあれ」「おいしくなあれ」と、秋の豊作に願いを込めた。
久しぶりスティックの快音 松川で大糸杯マレット大会

 松川村マレットゴルフこまくさ会(梨田實会長)は16日、第22回大糸タイムス杯大会(大糸タイムス社協賛)を高瀬川河川敷マレットゴルフ場で開いた。会員45人が出場し36ホール、パー144のストロークプレーで試合を展開。大会は、当初の予定が新型コロナウイルスや降雨の影響で2度にわたって延期。こまくさ会としては今シーズン初となる公式戦となった。
1年生「どの部に入る?」 池田 高瀬中で見学と仮入部

 池田町の高瀬中学校は、1年生79人を対象にした部活動の見学と仮入部を12日までの2週間実地した。生徒らはさまざまな部活動に触れながら、期待に胸を弾ませていた。
 仮入部最終日、吹奏楽部を訪れた生徒らは、希望する楽器を選び、先輩から持ち方や音の出し方などについて丁寧な指導を受けた。1年生は「難しいけど楽しい」、3年生は「(指導に)ちゃんとついてきてくれるからうれしい」と、打ち解けた様子だった
仁科神明宮社務所を再開 19日から 自粛緩和見込み

 大町市社宮本の国宝仁科神明宮は19日から、境内の社務所(授与所)を再開する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で4月中旬から閉所していたが県境をまたぐ移動も可能となる見込みの19日からの再開を決定。総代会長の宮ア栄介さんは「昨年は、せっかく御遷宮で盛り上がり、県内外から参拝者も増えてきた。勢いを維持していきたい」と今後の参拝者増加に期待。「自然の森の中で気分転換もしてもらえれば」と呼び掛ける。
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