2020年6月18日(木)付

アルペンルートあす再開 感染症対策万全に 県民割引も

 立山黒部貫光と関西電力は17日、長野県と富山県を結ぶ山岳観光路線「立山黒部アルペンルート」を19日に営業再開すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止対策について作成したガイドラインに沿って運用。「長野県民に元気を」と、同日から営業最終日の11月30日まで、県民を対象にした割引チケット「信州げんきっぷ」を発売する。
 大町市の扇沢駅では、営業再開に向け感染症対策や整備など準備が進められている。ソーシャルディスタンスを確保した改札やアルコール消毒液の設置、「関電トンネル電気バス」のパンタグラフの点検や試運転など、着々と再開に向けている。
 アルペンルートは4月15日に全線開通したが、感染拡大防止のため18日から営業休止していた。
期間限定 幻の尾丸滝出現 小谷 発電所 取水量超え放水

 小谷村の小谷温泉上部の林道から限られた時期だけ見ることができる「尾丸おまる滝」が現れた。近くの松尾川から取水している横川第一発電所の取水口の水が、春の雪解けや梅雨時の取水量を超えたときだけ落とされる。普段はあまり見ることができない。
小中生全員にタブレット 池田町 在宅学習環境を整備

 新型コロナウイルスに対する警戒が続く中、池田町は町内小中学校3校の児童生徒全員へのタブレット端末配備に乗り出している。感染症による長期休校などに備え、在宅でのオンライン学習環境を整える狙いだ。
 町教育委員会はタブレットの導入によって、インターネットを通じた双方向の授業や、端末に記録した教材を使った任意の場所での学習などが可能になると説明。普段の授業や課外学習への活用方法も模索したい考えだ。
施設彩る花とハーブ 池田町かえで 休館活用し職員定植

 池田町交流センターかえでで、町のシンボル花とハーブが施設周辺を彩っている。新型コロナウイルスの影響で休館していた期間を利用し、職員が魅力ある施設づくりを図ろうと、手作業で花壇などを整備。約20品種500株を定植した。
 施設内の町図書館では、オレンジ色の花を咲かせたナスタチウムの鉢植えが閲覧コーナーの外に並び、利用者を楽しませている。
 センターでは町が掲げる「花とハーブの里」づくりの一環で、敷地面積7621平方bの外周を整備。職員からアイデアを募り、北アルプスを望む「かえで広場」にヒマワリ、正面玄関前にセージやローズマリーなどを定植した。
ミズバショウの白 映える 小谷 栂池自然園で見頃

 小谷村の栂池自然園で、ミズバショウ(水芭蕉)が見頃を迎えている。バリアフリーの木道がぐるりと一周するミズバショウ湿原で群生し、例年より多く開花しているという。雨が降り続いた14日には、雨粒をまとわせる白い幻想的な光景が広がっていた。
 標高約1900bの栂池自然園に咲くミズバショウは、本州で最も遅咲き。黄色い花を咲かせるリュウキンカや、栂の森周辺では水に濡れると花びらが透ける神秘的な花「サンカヨウ」なども見ることができる。
看板掛け替え心機一転 大町 市民活動サポセン10周年

 大町市の市民活動や自治会活動を支援する「市民活動サポートセンター(サポセン)」が、今年開設10周年を迎えた。今月、市役所西庁舎1階センター入り口の看板を掛け替え、心機一転。今後も「市民参加と協働のまちづくり」を推進していく。
 サポセンは市民活動の入り口として、相談や情報収集・発信、事務機器の貸し出しなどを行う。自治会の事務局業務や、市民とともにまちづくりを考える「まちづくりフォーラム」の開催、まちづくり・花づくりに取り組む団体を支援する補助金の申請相談など、多方面から地域活動を支えてきた。
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