2020年7月15日(水)付

日本語教室の日常つづる 大町公民館外国人教室 講師の川上さん 詩集出版

 大町市の大町公民館で開かれている「外国人のための日本語教室」で講師代表を務める川上佐貴子さん(71)=安曇野市穂高有明=が、教室の日常や交流の様子を描く詩集『アジアのかけ橋』(銀の鈴社)を出版した。日本語を学ぶさまざまな国の人とのふれあいや人間模様を表現。教室や詩集が「アジアのかけ橋」になるようにと思いを込める。
 「言葉は自分の気持ちを伝える一番大事なこと」。日本語講師として長年携わり、大町公民館の教室でも平成13年の開講以来大勢の生徒と向き合ってきた。詩集では、教室に通う生徒が日本語を覚えていく様子や、川上さんや日本語講師ボランティアとの交流、生活についてなど、生徒の気持ちや川上さんの思いをつづる。
1歳児の子育て学ぶ 大町 児童センター「親子あそび」

 大町市児童センター(平出剛所長)で13日、「1歳児親子あそび」が開かれた。親子たちは、ふれあい遊びなどを楽しみ、市の栄養士による、子どもの食事と栄養についての話を聞くなどして有意義な時間を過ごした。
 育児の孤立を防ぎ、親子が一緒に楽しめて、家でも気軽に取り入れられる関わり方、遊び方を知る機会にと子育て支援の一環で開く。栄養や発達についての話や、音楽遊び、運動あそびなど全4回予定する。
 この日は、市の保育園で給食献立などを担当する栄養士・伊藤雪絵さんを招き、食べることや栄養についての話、絵本の読み聞かせなどが行われた。
宿泊業「誘客を」「感染不安」 小谷村議会 コロナ懇談会で生の声

 小谷村議会(北村利幸議長)は13日、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会(太田武彦委員長)の住民懇談会の初回を栂池観光センターで開いた。新型コロナや雪不足の影響を受けて苦しむ村内の宿泊業者らの声を直接聞いた。
 近隣地区から12人が参加。個人経営の宿泊事業者が多く、コロナで厳しい経営状況と先行きが見えない不安の声が多く出た。
 北村議長は「地元の深刻な生の声を直接聞くことができた。村内から発症が出る覚悟と準備もしなければ。議会でも行政と協力し、しっかり対策を一つでも進める努力をしたい」と話していた。
思い伝える筆文字習う 白馬村公民館 定員限定で教室開講

 白馬村公民館講座の一つ「楽しい伝筆教室」がこのほど開講した。一般社団法人・伝筆協会の認定講師の塩澤佐和子さんを講師に、受講者は縁のある人に心のこもった思いを伝える筆文字の魅力にふれている。
 昨年大好評だった講座だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年は定員を限定して感染予防対策に万全を期して実施している。初回は自己紹介と伝筆の基礎を学んだ。
七夕にそれぞれの願い 松川 すずの音ホールに笹飾り

 松川村すずの音ホールのロビーに、七夕にちなんだ笹が飾られている。来館者らが、短冊にそれぞれの願い事をしたためている。 約4bの笹を2本、公民館職員が山から切り出してきた。短冊や七夕飾りは、職員の縣香さんが準備した。
 「コロナになりませんように」「早く終息しますように」などコロナに関する願いや、勉強や将来の夢、地球の環境問題に至るまで、さまざまな願い事が書き記されている。
フェイスガード4500個寄贈 大北住民有志 制作協力や協賛に感謝

 新型コロナウイルス感染拡大防止のためのフェイスガードを、医療や介護・福祉現場に届ける活動を展開してきた、大北地域住民有志でつくる「医療介護従事者応援キャンペーン実行委員会」(佐藤悟実行委員長)。活動を開始した今年4月からの寄贈数は約4500個にのぼった。第2波発生への警戒は続くものの、物資不足が解消しつつある中で活動に一区切りをつけた。フェイスガードは大北地域住民の協賛金や制作ボランティアにより出来上がった。現場の安心・安全のための多くの協力に感謝を伝えている。
 活動は、感染防具や医療物資などが不足した医療や福祉の現場の安全対策を支援しようと今年4月下旬にスタート。協賛金は30個人・団体から64万8000円集まり、制作には個人・団体合わせて100人ほどが協力、ラミネートシートやウレタンクッション材などを使ったフェイスガード計2827個を作った。
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