2020年8月2日(日)付

梅雨明け夏空水辺に歓声 国営公園大町・松川 親子連れ川遊び満喫

 気象庁は1日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より11日、昨年より8日遅い。まぶしい夏空が大北地域にも広がり、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区には、大勢の親子連れが訪れた。多くの小中学校がコロナ禍による臨時休校の影響で短い夏休みとなる中、園内の水辺に森に、子どもたちの元気な声が響いた。
 同公園は多彩なイベントを用意して「夏のアルプス大冒険」を開催している(堀金・穂高地区と同時開催)。大町・松川地区は川遊び、水遊びの「サマースプラッシュ」が呼びもの。河畔広場では川遊びを満喫する「スプラッシュ・リバー」が1日から本格的にオープン。スタッフは「広い公園の広い遊び場で、子どもたちに思い切り夏を楽しんでほしい」と話す。
1学期振り返り夏休みへ 池田小 テレビ放送で終業式

 池田町の池田小学校(児童182人)で7月31日、終業式が開かれた。テレビ放送を使って、各クラスの教室で式が行われた。
 児童代表らが、1学期に頑張ったことや2学期に挑戦したいことなどを発表した。
 清水令子校長は、1学期に取り組んできた学習の様子を映像で紹介し、「やりたいことに挑戦して、夏の間にいろいろと発見してください」と呼び掛けた。児童らは、控えめな声で校歌を歌い、式を締めくくった。
「大駱駝艦」今年は無観客で 白馬 公演は配信 収録へ準備

 舞踏・演出家で俳優の麿赤兒さん率いる舞踏集団「大駱駝艦・天賦典式」の舞踏合宿が白馬村で開かれている。例年は村内で野外公演を開いているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、インターネット上で無観客公演を配信する。収録に向けて着々と準備が進んでいる。
 大駱駝艦はこの世に生まれいったことこそ、おおいなる才能とする≠ニいう、意味がある「天賦典式」と名付けられた、全身を使って表現する舞踏様式が特徴。白馬村では約20年にわたり毎年夏、国内外から演者を募り、一夜限りの野外公演を開いてきた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、日本国内在住の参加者に限定。感染予防ガイドラインを基に、感染予防対策を徹底させて稽古に励んでいる。
「祭り」で舌鼓 移動販売支援 小谷の栂ノ森荘 リニューアル密対策万全に

 小谷村栂池の日帰り温泉施設「元湯栂ノ森荘」が、天然温泉付き宿泊施設「EARTHMANSTSUGANOMORI」としてリニューアルオープンし、7月23日は記念イベント「うまいもん祭り」が開かれた。県内各地から10台余りのキッチンカーが集結。「GoToトラベル」キャンペーンが始まった連休初日とあってにぎわいを見せた。
 イベントは新型コロナウイルスの影響で多数のイベントが中止になり、出店・販売の機会が激減し、苦境に立たされている移動販売の経営者を支援しようと企画した。
山岳文化史 学芸員に学ぶ 大町山博 登山中止で企画展関連

 市立大町山岳博物館で開催中の企画展「博物学と登山―大正登山ブームと信州理科教育のさきがけ―」の関連イベントが7月28日、同館で開かれた。本来は白馬大池への登山を予定していたが、雨天中止で座学を開催。学芸員らから北アルプス地域の山岳文化史や安全登山について学んだ。
 大北地域や安曇野などから12人が参加。同館学芸員から、地質や植物、動物や歴史について解説した。
人波作戦で「安全運転」 安協大町 やまびこ運動 最終日に

 「夏の交通安全やまびこ運動」最終日の7月31日、大町地区交通安全協会大町支部(伊藤弘支部長)は、大町市の国道147号大町駅入口交差点で、のぼり旗などを持ちドライバーに啓発する人波作戦を実施した。夏の行楽シーズンが本格化する前に、安全な運転で地域を走ってほしいと呼び掛けた。
 安協大町支部、大町署、市交通指導員、自治会、ヤングドライバークラブなど約50人が参加し、通勤などで交通量が増える午後5時ごろからのぼり旗を掲げた。「事故多しスピード落とせ」「飲酒運転撲滅」など標語を目立たせ、ドライバーにアピール。交通安全への思いを標語に込めた。
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