2020年8月13日(木)付

大北地域にコロナ警報 飲食2店でクラスター 大町8人感染 県・警戒レベル「3」へ

 阿部守一知事は12日、大北地域で新型コロナウイルス感染症のクラスター(5人以上の感染者集団)が複数発生したとして、県独自の感染警戒レベルを「3」に引き上げ、大北地域に「新型コロナウイルス警報」の発令を発表した。9〜11日に大町市の20〜50代男女5人を含む8人の感染を確認。8日に確認した同じ会社の4人や同席した県外者と関連し、2つの飲食店でクラスターが発生した。
 阿部知事は会見で、クラスター対策チームにより感染拡大を防ぐとともに、住民に対し感染防止対策の徹底を求めた。感染が拡大する大町など市町村との連携について「住民の皆さんに周知していただくのは市町村の協力が不可欠。足並みを揃えて対応していきたい」とした。
夏休み木流川で自然堪能 白馬の「親しむ会」 日帰りで観察会とものづくり

 白馬村農政課、環境保全活動に取り組む有志でつくる「木流川と親しむ会」、村子ども育成会連絡協議会は5日、恒例の「木流川夏の観察会とものづくり」を開いた。例年は1泊2日でキャンプを行い、プログラムの中で実施しているが、今年はコロナ禍の影響で、感染予防と安全面を考慮し日帰りで規模を縮小してイベントを実施した。夏休み中の子どもたちや保護者ら約20人が参加。限られた体験活動だったが、夏の自然に存分に親しみ交流を深めた。
 子どもたちは2グループに分かれ、時間差でものづくりと水生昆虫の観察を行った。
園児七夕≠ナ思い出づくり 小谷村保育園 月遅れ行事と誕生会

 小谷村保育園(松澤由佳園長)で6日、月遅れの七夕行事と誕生会が行われた。七夕にちなんだ歌を歌ったり、保育士のブラックシアターを鑑賞したりして楽しい思い出をつくった。
 ブラックシアターでは、織姫と彦星の七夕伝説を鑑賞した。ブラックライトで光る幻想的な雰囲気の中で、七夕の由来について理解を深めた。
3密回避のキャンプ人気 白馬47 家族でサバイバル体験

 新型コロナウイルス感染拡大を予防する新しい生活様式が提唱され、レジャーの在り方が問われる中、3密を回避しつつ自然との触れ合いを体験できるアウトドアキャンプの人気が高まっている。白馬村の白馬47マウンテンスポーツパークでは今シーズンも「家族deサバイバルキャンプ2020」がスタートした。専属ガイド付きでキャンプ初心者でも安心してキャンプ泊ができる充実のプログラムが人気を呼んでいる。
 サバイバルキャンプはテントの設営から火おこし、夕食作りなど、家族単位で行う1泊2日の体験。自分たちの手で行うことが基本だが、専属ガイドがしっかりとサポートしてくれる。
大町の飲食店 営業縮小も クラスター発生 強い危機感

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大町市内の飲食店ではさらなる感染の広がりを懸念し、営業を絞る動きが見られる。春からのコロナ自粛≠ノより厳しい営業を続ける中、客が動く時期であるお盆に期待する向きもあったが、今回の感染拡大では会食や飲食店でのクラスター(集団感染)が発生したことから、より強い危機感が広がっている。
 市内飲食店の店頭には12日、営業の自粛や当面テイクアウトのみへの切り替え、県外客や渡航歴のある客を「お断り」するなど、営業縮小を知らせる旨の張り紙が多く張られていた。
直売所に大町産盆花=@大北で月遅れ「盆の入り」

 月遅れの盆の入りとなる13日、大北地域の直売所などは盆花を販売。大町市常盤・北アルプスパノラマロード沿いのJA大北農産物直売所「ええっこの里」では、店頭に切り花を並べる。
 盆花は上品な紫色、白・黄色が中心。同店では「大町産のアスターを中心に、トルコキキョウやオミナエシも入荷しています」と話す。
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