2020年8月30日(日)付

猿害対策で新規事業進行 大町市 GPS首輪大型捕獲おり設置

 大町市は、本年度強化事業として取り組んでいる猿害えんがい対策の状況について、4月1日から今月26日までのサルの捕獲数が135頭だったと明らかにした。昨年度1年間の捕獲数106頭を大幅に上回るペース。本年度から駆除対応の専門員を配置して猟友会との連携を強化。位置情報が分かるGPSと大型捕獲おりを設置する新規事業も進行しており、今後の効率的な駆除・捕獲につなげる。
ソバの花一面に咲き誇る 大町 中山高原で見頃

 大町市中山高原で、ソバの花が見頃を迎えている。白い花畑が一面に広がり、アマチュアカメラマンや行楽客など来場者の目を楽しませている。9月初旬まで美しい風景を満喫できそうだ。 今年は天候に恵まれソバの生育も順調。9月中旬に収穫する予定だ。
季節の絵本選び読み聞かせ 小谷「つくしんぼの会」園児に合わせ工夫

 小谷村の読み聞かせグループ「つくしんぼの会」は27日、小谷村保育園と子育て支援センターで絵本の読み聞かせ活動を行った。それぞれの年齢・クラスごとに合わせた本選びや音読の工夫で、子どもたちに絵本を読む楽しさを伝えた。園児の発達段階に違いがあるため、会員は毎回季節行事に合わせた絵本を選んだり、手遊びを取り入れるなどして、子どもたちの興味関心を高める工夫をしている。
佐久間象山直筆の書公開 9月24日 大幟原本 池田八幡例大祭で

 池田町の池田八幡神社は9月24日、秋の例大祭に合わせて江戸時代後期の思想家・佐久間象山(1811?64年)直筆の大幟おおのぼり原本を特別に公開する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で奉納行事が中止となる中、住民に地域の伝統に親しんでもらおうと、祭りゆかりの文化財を披露する。町文化財資料館によると、大幟は町の文化財に指定される長さ8b、幅1bの紙2枚。
お客さまは紙≠ウまです 松川・すずの音ホール 観客席半分に設置

 松川村公民館は、すずの音ホールの観客席に空席をつくるため、「紙のお客さま」を設置する取り組みを、住民を巻き込んで進めている。新型コロナウイルス感染予防のため、ソーシャルディスタンスを保てるように、工夫を凝らしながらイベントを盛り上げる試みだ。3月から利用を停止していたホールのイベントは、10月から再開を予定し、席を紙の観客で埋め来場者を分散させる。
森を散策生き物発見 国営公園大町・松川地区 今泉さん「けもの塾」

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で22日と23日、児童書『ざんねんないきもの事典』を監修する今泉忠明さん(76)とともに園内の生き物や植物を観察し、学ぶ「けもの塾」が開かれた。大勢の子どもたちが参加し、生き物を探して公園を散策。たくさんの動植物を見つけ、楽しい夏の思い出をつくっていた。昼と夜のいきもの観察会やトークショー、いきもの教室などが行われた。22日はフィールドワークが開かれ、記録の取り方や観察方法を学び、園内を歩いて動植物を探した。
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