2020年9月2日(水)付

「防災士」資格取得 後押し 大町市 31指定避難所へ配置視野

 大町市は令和6年度までに、市内に現在15人いる「防災士」を30人程度にまで拡大する計画だ。より多くの市民が防災士資格を取得できるよう、資格取得補助の予算拡充も視野に、地域防災力の向上へ地域の防災リーダーを担う防災士の人材育成に力を入れる。市総務部の竹村静哉部長は、現在の防災士の人数について「市内全域をカバーするには十分とは言えない」とし、市内に31ある指定避難所それぞれに防災士を配置できる体制を目指す考えを示した。
認知症の支援情報冊子で 松川村病院、薬局、公共施設で配布

 松川村地域包括支援センターは、認知症の相談窓口や支援制度などの情報をまとめた冊子「認知症サポートブック」を新たに作成した。住民の不安解消に役立ててもらおうと、村内の医療機関や薬局、公共施設などで配布している。冊子には認知症相談医や地域包括支援センターなどの相談窓口、認知症の状態に応じた介護サービスや接し方を掲載。介護予防に関して地域の体操教室や生活習慣のポイントなども紹介している。
ゆったりフラダンス楽しむ 池田町公民館で初心者塾

 池田町公民館は8月28日、「はじめてのフラダンス塾」を町交流センターかえでで開いた。フラダンススタジオ「PUMEHANA(プメハナ)」を主宰する宮澤咲子さん=白馬村みそら野=を講師に、音楽に合わせて楽しく体を動かした。手で物語を表現するのがフラダンスだといい、「年齢や性別、立場、悩み関係なしに、平等に仲間として踊ってほしい。お互いに尊重できるのが理想」と話した。
美術と自然で太古の感覚=u山の清め水の面」大町の木崎湖畔で 

 大町市の木崎湖畔で8月29日と30日、「信濃の国原始感覚美術祭2020」が開かれた。太古の感覚を現代に呼び覚ます美術祭。29日は西丸震哉記念館で火おこしの儀と土器の野焼き、30日は本祭りを行った。催となった今年のテーマは「山の清め水の面おもて」。例年、内外の多くのアーティストが参加しているが、今年は地元作家が中心。参加人数を制限し、疫病退散の儀式も行った。
中学生 認知症正しく理解 白馬村包括支援「サポーター」養成へ講座

 白馬村地域包括支援センターは8月25日、白馬中学校の3年生67人を対象に同校で「認知症サポーター養成講座」を開いた。村地域包括支援センターの主任介護支援専門員・川嶋一暢さんや、キャラバンメイト、民生児童委員らが来校。講義や質問形式で認知症に対する理解を深めた。川嶋さんはテキストやDVDを使って認知症の原因や症状について話した。「年を取ることの物忘れと認知症による物忘れとは違う」と述べ、脳の構造をイソギンチャクのような記憶の壺つぼに例えて、正常な脳と認知症の脳の違いを説明。と症状を分かりやすく解説した。
地域活動住民交流の場に 大町やさかボランティア隊発足

 大町市八坂で、地区住民でつくる「やさかボランティア隊」が発足した。地域活動を通じた住民交流の場として、小学3年生から70代まで29人でスタート。地区内のビューポイント整備などに取り組む。 八坂地区では若者を中心とした移住者の増加に伴い、人口の約3割をTターン者が占めるという。 ボランティア隊は「楽しいから参加する」「大した負担でないから協力する」をモットーに参加しやすい組織を目指し、全地区住民に参加を呼び掛け。自治会からの依頼や会員相互の提案によって活動を決めていくという。初めての活動は9月に唐花見湿原の散策道整備を行う予定だ
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