2020年9月20日(日)付

「店の味」家庭で作る商品に 北アJC 食材テイクアウト店募集

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食機会が減少する中、北アルプス青年会議所(北アJC)は、飲食店の収益増支援と外食を自粛する消費者ニーズをマッチングさせた企画「自分で作るテイクアウト」に乗り出す。各店舗の料理レシピと食材をセットで販売。調理工程の動画を配信し、家庭でも手軽に店の出来たての味を楽しむことができる。25日まで、大北地域の参加店舗を募集している。
 北アJCは本年度、地域経済対策委員会を立ち上げた。コロナ禍で地域経済が落ち込む中、活発に行われている料理の「テイクアウト」に着目し、店が利益を上げられる仕組みづくりにつなげようと企画した。
断熱改修エコ≠ネ学びや 白馬高生 地球環境保全へWS

 白馬村の白馬高校生徒有志が19日から21日まで、教室を断熱改修する「白馬高校断熱プロジェクト」のワークショップ(WS)を開いている。身近な場所から地球環境の保全に取り組もうと、保温性が高く冷暖房の省エネルギー化を図るエコ≠ネ学びやづくりに取り組んでいる。
 有志は今年2月、全校生徒を対象にアンケート調査を実施し、「ストーブの周辺が熱く、窓側が寒い」などの不満が寄せられた。多くの生徒から断熱化を希望する声を受け、学習環境の向上を図ろうとプロジェクトを立ち上げた。
田んぼの先生≠ニ稲収穫 池田小5・6年生 育てたもち米手刈り

 池田町の池田小学校5・6年生62人は17日、総合的な学習の一環で、稲の収穫作業を行った。地元農家から借りている5eの田んぼで育てたもち米ヒメノモチを手刈りした。
 町の農業委員や職員らが田んぼの「先生」となり、作業を手伝った。根元を鎌で刈り取り、8株ごとに束ねてひもやわらでくくった。はぜ掛け作業も行い、「しっかり広げて」「ぐっと押して」などと適宜アドバイスを受けていた。
田園集落の魅力 伝え方学ぶ大町でガイドスキルアップ講座

 大町市社の山下集落センターと周辺で16日、「信濃おおまちガイドスキルアップ講座2020〜田園集落の魅力を再発見し、伝え方を学ぶ〜」(市観光協会主催)が開かれた。NPO法人・安曇野ふるさとづくり応援団の高松信幸さんを講師に招き、観光ガイドに関心を寄せる10人が参加した。
 4回シリーズの初回で、屋内講座は「フィールドとテーマ〜風景をたずねてみる〜」と題して、田園集落ガイドでの目のつけどころとポイントを学習。屋外講座「集落、里あるき」では、北アルプスを眺めながら山下神社、館(舘)之内居館跡、竈神社を実際に歩いて見て回った。
 講座では、感染防止で密を避けるため、今回初めて「ワイヤレスガイドシステム(マイクとイヤホンがセットになった無線送受信機)」を利用した。
「協働の学び」授業法探る 小谷 小中学校教諭が研修会

 小谷村の小谷小学校でこのほど、小谷小・中学校の教諭を対象に「協働の学び研修会」が開かれた。佐久市出身で文教大学教育学部教授の藤森裕治さんが講演。村に一つずつの保育園・小学校・中学校という教育現場環境ということから、連携して教育課題の協働の学びを実現していくため、児童生徒との対話を軸にした授業づくりの在り方を学んだ。
連休初日 にぎわう山登り 北ア遭対協 登山口7カ所に相談所

 北アルプスは4連休初日の19日から、多くの登山客でにぎわっている。北ア北部地区山岳遭難防止対策協会などが管内の登山口7カ所に相談所を開設し、事故防止を呼び掛けている。
 白馬村の五竜登山口では遭対協の隊員が、訪れた登山者に登山計画書の提出や事故防止の注意点などを案内していた。「新型コロナウイルスの影響で例年より登山者が少ないが、山小屋は予約でいっぱい。夏に登山ができなかった人たちが来ているのでは」と話した。
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