2020年10月15日(木)付

温泉水で木質チップ乾燥 大北森林組合 燃焼効率向上へ実験

 地球温暖化等に影響する二酸化炭素(CO2)の排出実質ゼロを目指す国際的な取り組みを踏まえ、化石燃料から自然エネルギーへの転換が加速する中、大北森林組合は地域の木材を使った燃料用木質チップの普及事業に力を入れている。大町市や専門業者の協力を得ながら温泉水を使った木質チップの乾燥実証実験を進めており、地域資源を有効活用した燃焼効率が高い良質なチップの生産を追求している。温泉水を使った木質チップの乾燥は全国的にも珍しいという。
 これまで森林組合で生産してきた木質チップは、半年から1年かけて自然乾燥させ、含水率は30%程度に抑えるのが限度だった。含水率をさらに下げた燃焼効率が高いチップが実現できないかと1年ほど前から、木質バイオマス事業で実績がある県外の専門2業者(極東開発=兵庫、日比谷アメニス=東京)と連携。手法について検討を重ね温泉熱に着目した。
仁中生 スラックライン挑戦 大町 市内チーム講師に授業

 大町市の仁科台中学校(輿幸雄校長、全校生徒332人)で、体育の特別授業として、ベルト状のラインの上で歩いたりバランスを取るスポーツ「スラックライン」が行われている。市内のスラックラインチーム「クロスライン」のメンバーが講師を務め、5日間で全校生徒が実践。14日の2時間目は3年3組の31人が取り組み、夢中になってスラックラインに親しんだ。
 膝下ほどの高さに張ったラインや、未経験者でも安全にできる床に置くタイプなどで実施。初めての生徒は支えてもらいながらバランスを取り、経験者はライン上で座ったり歩いたりとおのおのに挑戦した。
ポスターでコロナ対策PR 有志8人「白馬お宿倶楽部」設立 小規模業者の誘客促進

 白馬村で宿泊業を営む村議3人と宿泊・観光業などの有志計8人は、小規模宿泊業者・観光事業者が情報を共有する「白馬お宿倶楽部」を立ち上げた。施設が新型コロナウイルス対策に取り組んでいることを示すポスターを独自で制作し配布。誘客の一助とし、力を合わせて困難を乗り切ろうと呼び掛ける。
 ポスターは「新型コロナ対策推進宣言」と題し、マスク着用や手洗い、換気、距離の確保を呼び掛ける内容。村制作のヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世を起用した周知用イラストを用い、対策がストレートに伝わる内容にまとめた。
園児思い思いの秋満喫 小谷保 地域遠足で健康に

 小谷村保育園はこのほど、秋の恒例行事である地域遠足を実施した。鎌池や伊折地区などをクラスごとに歩き、ふるさとの豊かな秋の自然に親しみながら、健康増進につなげた。
 このうち年長園児は小谷温泉上部の雨飾キャンプ場との分岐路から鎌池に至る道を歩き、鎌池をめざした。周辺の景色も紅葉が美しく、鮮やかに色づいた木々の葉や、栃の実拾いで道草しながら、子どもの視点でたくさんの秋を見つけた。
外出自粛の運動不足解消に 池田町「のびのびゴム体操」実践

 新型コロナウイルスへの警戒が続く中、池田町は、外出自粛による運動不足解消を目指し、「のびのびゴム体操」の普及を進めている。ゴムチューブを引っ張りながら体を動かす、誰もができる健康づくりとして、住民に実践を呼び掛けている。
 ゴム体操は長さ約2bのゴムチューブで負荷をかけながら全身を動かす運動。高齢者や障害者でも過度な負担なく取り組める、個人でも気軽にできるなどのメリットがあるという。町内31地区の内、21地区で実践されている。
工夫重ね初フライト=@大町エネ博 子ども模型飛行機大会

 大町市の大町エネルギー博物館は11日、ゴム動力の模型飛行機の滞空時間を競う大会(第6回)を第一中学校のグラウンドで開いた。エネ博発明クラブを受講する小中学生約20人が参加。知恵や工夫を詰め込んだ自作ヒコーキが空高く飛んだ。
 約20時間かけて完成させたヒコーキの初フライト=B参加者は、風向きや飛び立つ角度などを配慮しながら主翼の位置を調整、プロペラを勢いよく回すためのゴムを入念に巻きスタート位置につき合図ととも空に放った。
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