2020年10月29日(木)付

小中再編 市民の関心高く 大町市教委 初の住民説明会に150人

 大町市教育委員会は27日夜、旧市内4小学校を2校に、2中学校を1校にする市立学校通学区域再編計画に関する初めての住民説明会をサン・アルプス大町で開いた。用意した120席を上回る約150人が訪れ、計画に対する市民の関心の高さがうかがえた。
 市教委は、平成19年に2810人いた児童生徒数が30年に1830人まで減少している現状を報告。小学校は近い将来、すべての学級が1クラスになる見込みであること、小学2校・中学1校との方針を導き出した「市少子化社会における義務教育のあり方検討委員会」の2年にわたる検討内容、その間に市教委が実施した少子化における学校の望ましい姿についてのアンケート調査結果を説明し、再編に舵を切った経過に理解を求めた。
B&G体育館リニューアル 白馬 一般利用は11月1日から

 白馬村B&G海洋センター体育館のリニューアル工事が完了し、28日にリニューアル記念の内覧会が行われた。アリーナ天井・内壁の改修や床の研磨、ミーティングルーム・多目的トイレの新設、バリアフリー化などが行われ、地域スポーツの拠点として長寿命化と多機能化が図られた。アリーナの一般利用は11月1日から開始する。
 体育館は、昼は隣接する白馬中学校の体育などで、夜は社会体育の場として、村内でも多くの利用がある。改修で使い勝手が向上し、村生涯学習スポーツ課ではさらなる利用を期待している。
原野一面の茅 伝統の手刈り 小谷・牧の入り茅場 秋の作業始まる

 文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されている、小谷村千国乙の「牧の入茅かや場」で今月下旬から、秋の作業の茅刈りが行われている。村内で唯一の茅葺き屋根の技術を持つ「小谷屋根」の松澤朋典さんらが、昔ながらの手刈りで茅葺き屋根資材を確保するための作業に汗を流している。
 春に野焼きをして整備された茅場は、今年も広大な原野一面に立派なコガヤが育った。社員らは昔ながらの手刈りで茅を刈り、6束にまとめて、乾燥させるために立てかけていった。
住民「自助・共助」を実践 池田 中島地区で自主避難訓練

 池田町の中島地区自主防災会は25日、豪雨災害を想定した避難訓練を中島基幹センターで開いた。町とともに新たに策定した自主避難計画に基づき、地区住民が自らの身を守り、互いに助け合う「自助・共助」を実践した。
 訓練では連続雨量100_以上を想定し地区内に自主避難を呼び掛け、住民が基幹センターに集まり防災会に氏名などを報告していた。町危機管理対策室や町消防団とも連携して情報を共有。消防団員が各家庭を回り、避難の完了を知らせるエコバッグが玄関に掲げられているか確認した。
中学生 上位大会目指し熱戦 北安新人体育大会 コロナに負けず声援

 新型コロナウイルスへの警戒が続く中、北安曇地区中学校新人体育大会が、管内大北各市町村で開催されている。各学校の中学生たちが例年通り開催が決まった上位大会への進出をかけて、熱戦を繰り広げている。
 バスケットボール競技は大北地域と安曇野市の合同開催となり、両地域で24日と25日、試合が行われた。感染対策として保護者の入場が各チーム1人のみと例年と比べてさみしい観客席となったが、チームメイトの元気な声援が会場内に響いた。
ヤマツツジ植樹「森林大切に」 大北地区森林祭 大町の鷹狩山山頂で

 緑豊かな森林が果たす役割への理解を深め、環境づくりに関心を高める「大北地区森林祭」が28日、大町市の鷹狩山山頂で開かれた。県や大北5市町村、林業関係者ら約50人が参加し、ヤマツツジ300本を植樹。訪れた地域住民や観光客に森林を大切にする豊かな心を持ってもらおうと、作業に汗を流した。
 ヤマツツジは展望台西側の約500平方bの敷地に植えた。北アルプスを背景に山頂は紅葉に包まれており、参加者は時折汗をぬぐって作業に精を出した。
トップページ 10月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.