2020年10月31日(土)付

ため池かつての景観に 大町市平野口 久保調整池住民総出で整備

 ため池を地域の誇れる場所にしようと30日、大町市平野口のため池「久保調整池」の周辺環境の整備作業が行われた。30年近く水抜きなどがされていなかったため池の水を抜いて、地域住民が池内外の環境を整備。農業用水などにも利用され、水の町・大町の基盤ともなっているため池がかつての景観を取り戻した。
小谷流<Jヤ刈り技術伝承 牧の入で全国から職人研修

 文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されている、小谷村の「牧の入り茅かや場」で28日から31日まで、「選定保存技術伝承研修」(一般社団法人日本茅葺かやぶき文化協会主催)が開かれている。北は山形から南は熊本まで、全国各地で活躍するかやぶき職人と、カヤの生産に携わるカヤ刈りの職人連合10人が参加。世界に優れた昔ながらのかやぶきの伝承技術・文化を、かやぶき屋根の材料となるカヤを生産する、カヤ場の環境保全から考えあい、それぞれの立場からの課題や情報を共有している。
地域のプロが学習支援白馬中 放課後ボランティア

 白馬村の白馬中学校では、村内から生徒の教育学習をサポートする「学習支援ボランティア」による、茶道や書道、英会話、数学といった放課後学習が行われている。生徒が豊富な知識や技術を持つボランティアの指導のもと、楽しく自主学習に取り組んでいる。
夜の校舎でドリームフェス 松川中3年生 修学旅行に代わり自ら企画

 松川村の松川中学校で30日、3年生84人が新型コロナウイルスの影響で中止となった修学旅行に代わり、生徒自らが企画したイベント「ドリーム・フェスティバル」を開いた。夜の校舎に出店などを並べ、仲間との協調性や運営の苦労を学びながら、今年限りの祭りを楽しんだ。
EV普及や環境保護訴え 白馬クールチョイスイベント

 白馬村は24日、地球温暖化対策を考える「白馬クールチョイスイベント」をエイブル白馬五竜スキー場で開いた。電気自動車(EV)の試乗会やフォーラムなどを通じて、EVの普及や地球環境の保護を訴えた。同時開催の第7回ジャパンEVラリー(日本EVクラブ・白馬EVクラブ主催)では、全国各地からEVやPHV車約30台が白馬に集結した。
豪華 菊花展 咲き競う 大町 秋香会の作品 審査会

 丹精込めて育てられた絢爛豪華けんらんごうかな菊がそろう第95回菊花展(大町市、大町公民館・文化会館主催、市秋香会共催)が、11月1日から3日に市文化祭と併せて開催される。展示会場の文化会館西駐車場には、秋香会の会員らが手塩に掛けて育てた225点が並べられ、30日に審査会が行われた。審査員らが懸崖作りや競技花、福助作り、菊づくり講座の受講生の作品など9部門で見栄えや大きさなどを審査し、優等主席、2席、3席を決めた。
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