2020年12月3日(木)付

官民一体SDGs$юi 大町市でプロジェクト発足

 持続可能な開発目標「SDGs」で優れた取り組みを提案する都市「SDGs未来都市」に県内唯一選定された大町市で2日、市と大手飲料メーカー・サントリーなど趣旨に賛同する官民6団体が「信濃大町みずのわプロジェクト」を発足させた。未来都市計画の一つとして位置づけ、市民とともに、経済や環境、社会面から進めるまちづくりで、100年先も変わらない「水が生まれる信濃おおまち」を目指す。来春、アクションプランを公表し、本格始動する。
 同日、大町山岳博物館で開かれた記者会見には、市とサントリー、JTB、八十二銀行、大町商工会議所、市教育委員会が出席。プロジェクト概要や大町の頭文字「O」をモチーフにし、湧水の水色や稲穂の黄金色など大町の自然7色を配置したロゴマークなどを発表した。
目標高く今季に決意 白馬村 スキークラブ団結式

 白馬村スキークラブ(中村光志会長)の団結式が1日、村多目的ホールで開かれた。コロナ禍で厳しいシーズンインを迎える中でも、小学生から高校生まで選手活動を行う少年少女たち約200人が決意を表明した。各競技を代表して、白馬中学スキー部からアルペン太田千翔選手、クロスカントリー伊藤光汰選手、ジャンプ太田誇太朗選手、フリースタイル原つばさ選手、スノーボード吉川美弥選手が登壇し、決意を表明した。
 神事で関係者が玉串をささげ、シーズン中の安全と必勝を祈願した。選手たちは抱負をボードに寄せ書きし、高みを目指す目標が並んだ。
財政再建へ特別委設置検討 池田町議会 住民と懇談報酬減も

 池田町のひっ迫する財政問題をめぐり町議会は2日、町民との懇談会を町役場で開いた。地域ぐるみの財政再建に向けて意見を聞き取り、新たな特別委員会の設置や議員報酬の削減などを検討する考えを示した。
 懇談会には町民有志でつくる「池田町の未来を守る会」「池田町の財政再建を考える会」などから11人が参加。町議会からは議員11人が出席した。両会は町が示した歳出削減案について「短期的には町民に可能な限り負担をかけない」べきと指摘。町長への責任追及や削減案再検討への働きかけなどを求めた。
育てた米で飯ごう炊飯 松川小5年生 収穫に感謝 野外で満喫

 松川村の松川小学校5年生75人は11月26日、自分たちが育てたお米を使って飯ごう炊飯を校庭で行った。収穫物に感謝しながら、野外活動を満喫した。 総合的な学習の一環で、村の米農家と営農支援センターの協力を得て、田植えから脱穀までを体験した。収穫したコシヒカリを炊き、カレーを作って、秋空の下で味わった。
 今年は学校行事のキャンプが中止になったことを受け、「秋フェス」と銘打ち、子どもたちが企画。ゲームや肝試しなどのレクリエーションを別日に行い、飯ごう炊飯もその一環として実施した。
バチ納め 晴れ舞台へ練習 大町流鏑馬太鼓 一般非公開6日に演奏

 大町市の大町流鏑馬太鼓は、バチ納め演奏会に向けて練習を重ねている。今年は新型コロナ感染予防で観覧は近親者のみに限り、一般には非公開。限られた状況ながらも、子ども連に所属するメンバーたちは今年最後の晴れ舞台に向けて励んでいる。
 練習も密を避けるためにグループ分けをして全体がそろう場も少ないなど、ままならない状況が続いたが、メンバーたちは諦めずに練習を重ねてきた。最近は感染予防をしながらメンバーをそろえ、配置や曲順、息の合わせ方を確かめている。
白馬村で初の感染確認 新型コロナ 20代男性 管内16人目

 県は2日、白馬村の20代会社員男性が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。白馬村での感染確認は初めてで、大町保健所管内16人目の確認となった。
 男性は、11月29日に発熱とのどの痛みが出現。30日に大町保健所に相談。1日、同保健所を通じ感染症指定医療機関を受診しLAMP法検査の結果、陽性が判明し入院した。
トップページ 12月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2019 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.