2020年12月6日(日)付

第2回開催へ動き出す 芸術祭年明けにも制作本格化

 新型コロナウイルスの影響で中断していた大町市の第2回北アルプス国際芸術祭の作品制作が年明けにも始まりそうだ。来年8月21日の開幕に向け、参加を予定する国内を中心としたアーティストが大町入りし、地元住民の協力を得ながら、芸術祭のテーマである「水」「木」「土」「空」などを踏まえ、大町の魅力を現代アートを通じて引き出す。5月ころまでに10作品程度の完成を予定し、先行公開する中で、情報発信や誘客につなげる。
コロナ禍に迫力の音色響く 美麻太鼓地域へ感謝ばち納め

 大町市の源流美麻太鼓(保科充志会長)は5日、一年間の活動を締めくくる「ばち納め演奏会・源流からの鼓動2020」を市文化会館で開いた。子ども会と大人会のメンバーが総出演し、地域への感謝を込めて迫力の演奏を繰り広げた。
SDGs同年代で共に 白馬高校と浜松開誠館が協定へ

 生徒が気候変動問題に取り組む白馬村の白馬高校(臼井彰一校長)と、同じく静岡県浜松市の私立校、浜松開誠館中学校・高等学校(林一文理事長、橋千広校長)が、共にSDGs(持続可能な開発目標)に取り組む協定を結ぶ。臼井校長らが21・22日に開誠館校を訪問し調印する。開誠館の取り組みが環境白書に紹介される中で、同じく生徒がマーチに取り組んだ白馬高の存在を知り、交流を打診した。
授業の成果生かし地域貢献 池工3年生桜仙峡にあずまや建築

 池田町の池田工業高校建築科の3年生5人が、町内陸郷地区のサクラの名勝「桜仙峡」に木造のあずまやを建築している。学校生活で学んだものづくりの技術を生かし、地域の観光振興に協力しようと、組み立て作業に汗を流している。あずまやは桜仙峡を一望する豊盛公民館駐車場の南側に整備中。木造建築の在来工法で建てられ、高さ約3b、幅約2b10aと景色を楽しめる広い間口が特徴だ。
年越しの伝統行事に親しむ 美麻小中5年生 高齢者・熟年学級と伝承交流

 大町市美麻総合福祉センター梨嶺の多目的ホールで2日、美麻小中学校5年生15人と美麻高齢者学級・熟年学級受講者15人が参加する文化伝承交流会が行われた。もちつきとしめ縄作りで、年末・年越しの伝統的な行事に親しんだ。
海外販路の拡大狙う 北ア山麓ブランド 台湾スーパーで初物産展

 大北地域が誇る特産品をブランド品として認定し、国内外に発信する「北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会」(委員長=宮澤敏文県議)は、本年度取り組んでいる海外販路拡大の第一弾として、11月に台湾・台中市のスーパーマーケット「裕毛屋公益店」で初の物産展を開催した。今後はイベントの開催に加え、定期的な輸出による定番化と、観光PRへの取り組みを進める。
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