2020年12月17日(木)付

「駅前イルミ」で地域に元気 大町市 高校生の手紙きっかけに

 大町市のJR信濃大町駅前にある「おおまぴょんトピアリー」(樹木を刈り込んだ造形物)周辺がイルミネーションで装飾された。市内の高校生から市役所に届いた1通のメールがきっかけとなり、市建設課が飾り付けた。コロナ禍の厳しい状況下、地域の活気や再生を願う希望の光として大町の玄関口を照らしている。
 一人の高校生から11月24日、市役所(市長への手紙・メール)にメールが届いた。そこには「駅前をイルミネーションで飾ってもらいたい」と書かれていた。要望を受けた市建設課が方策を探った。当初の計画にはなく予算もない状況だったが、「コロナ禍のこんな時だからこそ、イルミネーションで地域に元気を」と実施を決めた。
 駅前イルミの点灯は11日から始まった。来年2月下旬まで、午後4時から午前0時まで点灯する。
IoTで描く未来の生活 東京電機大「スマート村プロジェクト」 小谷小5年生に遠隔授業

 小谷村の地域課題をIoT技術を使って解決する「おたりスマート村プロジェクト」に取り組む、東京電機大学知的空間研究室のメンバーが10日、小谷小学校5年生にオンライン講座を実施した。IoTについて分かりやすく説明し、先端技術を活用することで便利になる未来の生活のデザインづくりにチャレンジした。
 メンバーは児童に「IoTはインターネットでつながる技術のこと。つながることで生活が便利で快適なものになる」と説明。
 児童はグループに分かれメンバーが準備した「こまり事さがしシート」に日頃自分たちが暮らしの中で困っていることを記入。どのような技術を使えば解決できるか考え、発表し合った。
パネル劇でXマス気分 白馬「こーみんまま&ぱぱ」公演

 白馬村公民館は12日、恒例の「こーみんまま&ぱぱ」のクリスマス公演を同村ウイング21ホールで開いた。新型コロナウイルス感染防止のため、公演時間を短縮、大きな声を出さずに鑑賞するなど例年と違う形式で実施。さまざまな制約はあったが、メンバーの工夫と来場者の協力で、参加者がひと足早いクリスマス気分を堪能した。
 クリスマス公演は今年で20周年の記念の節目を迎えた。定番のパネルシアターでは、メンバーが20年前に初めて作ったという、思い出の作品「おはようクレヨン」を披露した。
のぼり掲げ安全運転啓発 池田松川交通安全協会 松川の「道の駅」で交通指導所

 池田松川交通安全協会は「年末の交通安全運動」初日の15日、交通指導所を松川村の道の駅安曇野松川・寄って停まつかわで開いた。新型コロナウイルス感染防止のため、恒例の啓発物の配布は中止。のぼりや横断幕を並べ、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。
 指導所には安協や大町署、県、池田町、松川村、ヤングドライバークラブなどから約100人が参加。「しない・させない・許さない飲酒運転」「全員全席シートベルト着用」「早めのライト点灯」などと書かれたのぼりを掲げ、沿道に並んだ。
スキー上達へ目標宣言 大町蓮華クラブ今季発会式

 大町市の爺ガ岳スキー場を拠点とする大町蓮華スキークラブの発会式が13日、同スキー場で行われた。小学生から中学生まで23人のクラブ員が一人一人目標を発表し、今シーズンの活動をスタートさせた。雪がなく滑ることはまだできないが、スキー場オープンを心待ちにしていた。
 発会式はスキー場内のクラブハウスで行われた。保護者が見守る中、子どもたちは「誰よりも速く滑れるようになる」「急な斜面でもうまく滑れるようになる」「一本一本の練習に集中する」「カービングができるようになりたい」とそれぞれ今季の目標を宣言した。
強い寒波 きょうも大雪 大北 路面凍結 スリップ注意

 今季一番の強い寒波が到来し、大北地域北部で大雪が続いている。日中も降り続いた16日は路面の積雪や吹雪により慎重に運転する車が目立った一方、立ち往生する車やスリップ事故も発生。長野地方気象台によると、17日朝までが降雪のピークとしており、引き続き注意が必要。
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