2020年12月22日(火)付

「歴史展示館」が元日開館 仁科神明宮 パネル・人形で地域史解説

 大町市社宮本の国宝・仁科神明宮境内に来年1月1日、旧宝物殿を活用した展示施設「国宝仁科神明宮歴史展示館」が開館する。地元の自治会や観光団体、市教育委員会などでつくる「仁科の郷イベント実行委員会」が企画。仁科神明宮の歴史や仁科氏の関わりを分かりやすくまとめ、地元地域の歴史に理解を深めることができる新たな施設がオープンする。
海・山の生徒SDGsで交流 白馬高 浜松開誠館中高と協定

 白馬村の白馬高校(臼井彰一校長)と、静岡県浜松市の浜松開誠館中学校・高等学校(林一文理事長、橋千広校長)は21日、生徒が気候変動問題に取り組む学校として、教育連携協定を結んだ。早速、両校の生徒有志がオンラインで交流した。協定は、気候変動機器やSDGsの視点を踏まえた探求学習や課題解決学習で協力し合い、交流する内容。学びの環境の違う生徒同士が視野を広げ学習意欲を高め、未来社会を切り開くことを願う。
「三九郎祭り」へ準備着々 ちひろ公園 昔ながらのやぐら再現

 松川村の安曇野ちひろ公園で1月11日に開かれる伝統行事「三九郎祭り」に向けて19日、やぐら作りが行われた。園の運営管理に携わるサポート隊や村の職員など約30人が協力し、昔ながらのやり方で巨大なやぐらを組み上げた。近場で調達した材料を用いた。5本のヒノキで支柱を建て、25本の横棒で骨組みを作った。
年末年始参拝者迎える準備 安曇野市穂高神社でアルバイト研修

 安曇野市穂高の穂高神社で20日、二年参りや初詣で参拝者を歓迎する巫女みこや男子のアルバイトの研修会が開かれた。高校生・大学生を中心とした巫女たちは装束に身を包み、コロナ禍の中でもよい年越しを願い年末年始に訪れる参拝者を迎える準備を整えた。
新酒発売「酒林」飾る 大町薄井商店で伝統の杜氏作 

 大町市九日町の白馬錦蔵元・薄井商店(薄井朋介社長)は17日、酒蔵の入り口に新しい酒さか林ばやしを飾った。直径約70a。深い緑色の真新しい酒林は、新酒ができたことを知らせる伝統的な看板で、酒蔵のシンボルであり、守り神。杉の葉を束ね、丸く刈り込んだ形から「杉玉」とも呼ばれる。今年の酒林は白馬村産の杉の葉を使い、松浦宏行杜氏が約1カ月かけて製作した。
たばこの煙≠ネいゲレンデに 八方・岩岳 全国初加熱式専用≠ナ協定

 白馬村の八方尾根スキー場と白馬岩岳は21日、全国で初めてゲレンデの主要エリアを加熱式たばこ専用とすることを発表した。八方尾根開発・白馬観光開発・岩岳リゾートの3社は、たばこ大手のフィリップ・モリス・ジャパン(PMJ)と包括協定を提携。紙巻きたばこによる望まない受動喫煙をなくし、快適でクリーンな「煙のないゲレンデ」実現に取り組む。
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