2020年12月26日(土)付

例年と違う2学期振り返る 大北各地 小中学校で終業式

 大北地域の多くの小中学校で25日、2学期の終業式が行われた。新型コロナウイルス感染対策を徹底する例年とは違う学校生活を送る中、運動会や音楽会、文化祭、児童会祭りなど行事が目白押しだった学期を終え、子どもたちは年末年始を迎える冬休みに心を躍らせていた。コロナの影響による休みの短縮はほとんどの学校でなく、1月7日前後から3学期が始まる。
縁起物に神様の御霊を 若一王子神社で入魂祭

 大町市俵町の若一王子神社(竹内直彦宮司)は25日、年末年始に授与するお守りや縁起物などに神様の御霊を入魂する「神符守札しんぷしゅさつ清め祓はらい入魂祭」を行った。約90種2万体を清め、一年の平穏無事と多幸を祈った。通常は二年参りで授与するが、新型コロナウイルス感染防止対策として混雑を避けるため、30日から開始する。
シャトルバスに子どもの絵 白馬五竜いいもり スキー場・雪山に親しんで

 白馬村のエイブル白馬五竜いいもりは25日から、雪山で遊ぶ子どもたちの描いた絵をボディーに張ったラッピングバスを走らせている。コロナに負けず、子どもたちに雪山を身近に感じてほしいと願う。初日はお披露目会が行われ、応募した子どもたちがバスと並んで記念撮影に収まった。
 バスにはゲレンデでスキーを楽しむ子どもたちなどが描かれた絵がボディー側面に張られた。いいもりから八方・和田野方面へのシャトルバスに用いられ、村内を巡回し村民や観光客の目に触れる。
育てたもち米で「おこわ」 小谷小 5年生が調理実習

 小谷村の小谷小学校の5年生児童が18日、本年度取り組んできた米作りの授業のまとめとして、収穫したもち米を使った調理実習を行った。「おたりおこわ」作りを体験し、ふるさとの伝統食に親しんだ。
 例年は米作りで収穫したもち米を使って保護者らともちつきを行う「収穫祭」を開いているが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため中止に。米作り最後の学習を形に残したいと、おたりおこわで祝うことを決めた。
児童生徒1人に1台端末 松川村 3学期から本格運用

 松川村教育委員会は25日、村内小中学校2校で終業式に合わせてタブレット端末の貸与式を開いた。児童生徒に1人1台の端末が行き渡り、冬休み明けの3学期から授業で本格的に運用する考えだ。
 松川小学校では須沢和彦教育長が、児童代表に端末を手渡し、「村から皆へのクリスマスプレゼント。卒業するまで大切に使ってほしい」と呼び掛けた。望月さんは「3学期からの勉強が楽しみ。早く操作に慣れたい。授業で調べものに使いたい」と話した。
スキー観光地 安全守る 小谷栂池高原に臨時派出所

 小谷村栂池高原の臨時警備派出所の開所式が25日、栂池高原観光総合センターで開かれた。来年1月3日までの年末年始と、9?11日の連休に合わせて開所。トップシーズンを迎えるスキー観光地に警察官が常駐し、地域の安心と安全を守る。
 多くの観光客が訪れる年末年始に合わせ、防犯と事故防止のために開設。期間中は警察官2人が常駐し、地域のパトロールや降雪による交通事故、スキー用品盗難など事件、遭難などの対応にあたる拠点となる。
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