2021年1月13日(水)付

大町全域過疎地域指定へ 新法案施行後財政支援の対象

 本年度中の成立、新年度からの施行を目指す議員立法の過疎新法案(10年間の時限立法)の中で、財政上の優遇措置が受けられる地域に、大町市全域が指定される見込みにあることが関係者の取材で分かった。過疎地域指定というイメージ的なデメリットはあるものの、市全域で過疎債(元利償還金の7割が地方交付税で措置される)が使えるようになるなど財政面でのメリットは大きい。新法案は、過疎地域指定要件の見直しも含め自民党を中心に検討を進め、3月ころ、国会に議員立法として提出される見込み。
連日の極寒氷瀑出現 大町 厳冬の情景清音の滝

 年明けから続く厳しい寒さで、大町市社の清音の滝(きよとのたき)が凍り始め氷瀑ひょうばくの様相を見せ始めた(写真は11日)。高さ5bほどの滝は、流れの中心部が凍らずに水音を響かせ、雪と氷と岩と水が織り成す厳冬の情景が広がる。
外国人に伝わる喜び体感 小谷 保育園で英会話教室 

 小谷村保育園でこのほど、新年最初の「英会話教室」が行われた。外国人英語講師のメリーアン土田さんを講師に、基本的な日常会話を学んだ。メリーアン講師は自ら雪だるまに扮ふんし、新年のあいさつ「ハッピーニューイヤー」と言いながら登場。園児たちもしっかりと意味を理解し、元気に英語であいさつを返した。
大きな炎に無病息災願う 池田内鎌で伝統の「三九郎」

 池田町内鎌地区で10日、小正月の伝統行事「三九郎」が行われた。子どもからお年寄りまで約70人が参加し、特徴的な大小2つのやぐらを燃やして一年間の無病息災を願った。小学6年生が人気漫画の「鬼滅の刃」にちなんで、刀に見立てた手作りのたいまつでやぐらに点火。大きな火柱があがると歓声が響いた。
消防防災意識の向上図る 大町で出初式コロナ対策徹底

 新年恒例の大町市消防出初式は10日、市文化会館で開かれた。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開催内容を縮小したり、参加者を制限するなど配慮して観閲や表彰を実施。改めて、安心安全な地域づくりへの決意を固め、消防防災意識の向上も図った。
コーヒービール最優秀賞 日本地ビール協会国際「ビアカップ2020」 北アブルワリーが部門別で

 大町市のクラフトビール工房「北アルプスブルワリー」のコーヒービール「コーヒーパンチ」が、国際ビール審査会「インターナショナル・ビアカップ2020」(昨年10?11月)で、各カテゴリーで最も優秀なビールに与えられるカテゴリーチャンピオンに輝いた。昨年末に賞状とメダルが届き、工房に併設のパブにこのほど飾られた。コーヒーパンチは、醸造責任者の松浦周平さん(41)が堀六日町で営む「ユナイトコーヒー」の自家焙煎豆を使用。23種類の豆から酸味を抑えた豆を選び、焙煎方法等を変えながら研究を重ねた。
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