2021年1月15日(金)付

王子神社豆まき中止 大町恒例 節分祭コロナ拡大で神事のみ

 大町市俵町の若一王子神社は、2月2日に実施を予定している「節分祭」で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一般が参加する豆まきなどのイベントを行わないことを決めた。例年、住民ら400〜500人が参加するイベントで、境内での密集、感染リスクが高くなることから、初めて、福豆まきや富くじ、鬼を追い払う「追つい儺な式」など一般参加可能なイベントを中止。総代らのみで神事を執り行う。
年初 自分と向き合い筆走る大町の八坂小 全校で書き初め会

 大町市の八坂小学校(櫻井洋校長)で13日、全校書き初め会が開かれた。1年生から6年生までの児童37人が、年の初めに志を新たにし、毛筆、硬筆でそれぞれの文字に気持ちを込めた。前年度に続き2年目の開催。国語・書道を教える長澤由枝教諭が「自分と向き合う時間を」と呼び掛け、会がスタート。校内の和室部屋や、高学年の廊下などに分かれて実施した。
コロナ東京都と同レベル 白馬村 観光事業者も対策強化を

 昨年12月からの新型コロナウイルスの感染者数(来訪者等含む)が25人を超え、年末年始以降に多数の陽性者が確認されている白馬村では、「(拡大中の)東京都と同レベルの流行状況」と強い危機感で対応に当たっている。一般村民に限らず、多くの従業員で観光客を迎える事業者に対しても感染防止対策の強化を呼び掛けている。村によると、1月1?7日の感染者数は11人(村内で感染者との接触があった他市町村居住者も含む)。他地区の1日当たりの数値と比較すると、大北換算で72人、長野県換算では373人、東京都換算では2562・1人となり、「この状況は警戒レベル5に相当」と分析する。
地元企業に学ぶ仕事の魅力 池工で説明会宿泊業も参加

 池田町の池田工業高校で14日、大北地域の事業所を招いた企業説明会が開かれた。校内や周辺高校から進路選択を控えた2年生約90人が参加し、各企業の人事担当者から地元産業の魅力や仕事のやりがいを学んだ。説明会は池工とハローワーク大町が共催し、、建築や機械、福祉、農業などさまざまな業種から12社が参加。各企業が教室ごとにブースを設け、自社の製品や持ち味などを紹介した。
屋根雪下ろし事故注意 気温上昇 解けて落下けが人も

 例年よりも積雪が多い大北地域。一方で、13日ごろから気温が上がり、雪解けによる落雪や雪崩への注意が必要となっている。大町市では13日、除雪作業中に落雪による事故が発生。長野地方気象台によると、県北部では16日頃まで晴れる日が多く、気温が高いところでは3月中旬並みになる見込みで、関係機関が注意を呼び掛けている。北アルプス広域消防本部によると、今月に入り、屋根雪下ろし中の事故による救急搬送は4件あった。同本部は「暖かい日は雪が緩み、落ちやすくなるので注意して作業を」と呼び掛ける。
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