2021年1月22日(金)付

新型コロナ白馬警戒レベル「5」/大町病院集団感染 大北地域高まる不安 生活圏内の感染拡大認識

 新型コロナウイルスの感染が急増する白馬村の感染警戒レベル(県独自)が「5」に引き上げられ「特別警報U」が出された。市立大町総合病院では集団感染も確認された。通勤圏や生活圏を同じくする大北地域住民の不安は、感染拡大とともに高まっている。大北地域の感染拡大地区内の事業所で子どもが働いているという男性は「一緒に暮らす中で、家族全員で、うがい手洗いを徹底、不要な外出を控えるなど対策をとってはいるのだが…」と話し、長引くコロナ禍に心労をのぞかせた。
巨大かまくらでお出迎え 大町温泉郷イベント中止も雪楽しんで

 大町市平の大町温泉郷観光協会は、温泉郷入口広場で大きなかまくらを制作している。例年は、冬の恒例イベント「大町温泉郷夢花火と音の祭典」に合わせて行っているが、今年は新型コロナの影響でイベントを中止。「せめて雪を楽しんでほしい」とかまくらの設営を決めた。2月1日から、イルミネーションとともに楽しめる予定。
園児笑顔でおせち味わう 小谷保育園 給食で提供由来学ぶ

 小谷村保育園(松澤由佳園長)で19日、新年初めての食育活動が行われた。給食でおせち料理を提供し、園児が日本の伝統料理に込められた願いや由来について理解を深めた。例年は重箱に料理を詰めて「良いことが重なり、幸せが積み重なる」という意味と、箸使いの大切さも伝えている。今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、取り分けることはせず、最初から一人ずつの盛り合わせで提供した。
地域住民講師に学ぶ 松川中 初の2年生放課後教室

 松川村の松川中学校で20日、2年生を対象に地域住民が講師となって教える「放課後学習教室」がスタートした。2年生に行うのは初めてで、受講を希望する28人が成績アップや苦手科目の克服を目指し、熱心に学んでいる。
SNSで農産物販路拡大 大北農振協 池田で入門講座

 大北地区農業振興推進協議会は20日、ソーシャルメディアを農業に活用する方法を学ぶ「大北農業SNS入門講座」を池田町の日本アルプス国際学院で開いた。管内の農家や行政関係者など約40人が地元農産物の販路拡大に向け、ツイッターやフェイスブックなどを使った情報発信に理解を深めた。
新御朱印帳に地元の原風景 大町の平林宮司 松川移住の松下さん描く

 大町市常盤西山の宮司・平林秀文さん(54)が、御朱印集めを通じて地域に親しむ企画「御朱印さんぽ」の一環で、新たな御朱印帳を制作した。観光客や地域住民に地元の魅力に触れてもらおうと、移住者が描いた安曇野の原風景をデザインした。御朱印帳は、鎮守の森や山々を背後に広がる田園風景を描いた、爽やかな色合いの「初夏」と紅葉が色づく「秋」の2種類。6年前に松川村鼠穴に移住した松下さんが絵を手掛けた。
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