2021年1月30日(土)付

感染受診専用車で移送 大町市できょうから 観光客・市民の安全守る

 新型コロナウイルスの感染疑いがある観光客や市民を専用車両で感染症指定医療機関に移送するサービスが、大町市で30日から始まる。車内に仕切りなどを施した特別仕様車両で、迅速・安全な受診支援体制を構築。宿泊者やスキー場利用者など観光客が安心して滞在できるようにして新型コロナに対応した観光PRにもつなげながら、市民の不安を解消する。
 事業は、市観光協会を主体とした「信濃おおまち安心安全搬送車導入共同体」で取り組み、県の観光関連サービス業等生産性向上支援補助金を活用し実施する。車両はワンボックスカーで、運転席側と有症状者が乗車する後部座席を完全に仕切るなど2次感染が発生しないための改造を施し、アルピコタクシー大町支社に感染防護を含め車両管理などの運行業務を委託する。
そり遊び 野歩き 雪堪能 しらかば保年長児 みあさ保育園へ遠足

 大町市平白樺のしらかば保育園(若林きみ子園長)年長児7人が28日、美麻のみあさ保育園に雪遊びに出かけた。園庭でのそり遊びや野山の散策をするなどして、思う存分雪を堪能した。
 みあさ保育園には、園舎から園庭にのびる幅広いスロープがあり、安全にダイナミックなそり遊びができる。子どもたちはスピードの出るそりを自由に操ったり、保育士にサポートしてもらいながら、それぞれの楽しみを見つけて「先生見て!こんなに遠くまで滑ったよ」と笑顔を見せた。
区域外飲食店に特別支援金 白馬村 休業・時短で1日4万円

 新型コロナウイルス感染警報レベル5に伴い、県が村内中部で酒類を提供する飲食店に休業・営業時間の短縮要請が行われている白馬村は28日、要請区域外で自主的に休業・時短営業を行った店舗に対し特別支援金を支給すると発表した。財源は県が新設する交付金を想定。県の要請協力金と同等の支援によって村内全域で足並みをそろえ、感染拡大の早期収束を狙う。
 対象は県の要請範囲の外となる五竜や岩岳などを含み、ガイドラインに沿って営業し休業もしくは午後8時までの営業に短縮した店舗で、約30店舗を見込んでいる。期間は29日から2月11日までの2週間で、1店舗につき1日4万円、最大56万円を支給する。対応は全日程でなくてもよい。
運営縮小や従業員寮閉鎖も 白馬 スキー場安全確保に尽力

 白馬村のスキー場で従業員の新型コロナウイルス感染が相次いでいる中、各スキー場で安全確保の取り組みが進められている。陽性者発生を公表することで取り組みを周知する他、従業員の会食自粛などこれまで以上の対策を実施。一環として営業を縮小しているスキー場もあり、利用客と従業員の安全確保に理解を求めている。
戦争の怖さ作品で紹介 高瀬中3年生 平和学習の成果展示

 池田町の高瀬中学校3年生76人は、総合的な学習の一環として、平和学習を進めてきた。成果物の展示を2月15日まで、町交流センターかえでのギャラリースペースで行っている。戦争の怖さや平和の大切さを学んだ生徒たちの思いを、作品を通して紹介する。
 会場には、戦争の悲惨さを描いた紙芝居、著名人に聞く平和についてのレポート、原爆や原爆ドームの模型などを展示。映像や資料は、モニターを使って紹介する。
地域安全、サービス向上へ 大町市と郵便6局包括連携

 大町市と市内郵便6局(大町、大町北、一本木、平、美麻、八坂)は29日、「安心安全な暮らしの実現」「地域活性化」「子どもの育成」「地方創生」と幅広い分野で包括連携協定を結んだ。地域見守り活動や観光PR、学習支援、受託事務など取り組みは多岐にわたり、市民サービスの向上につなげる。
 今回の協定締結は、平成29年に市と市内郵便6局が結んだ災害協定も含めた包括連携で、局側が提案し、両者で連携内容をまとめた。
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