2021年2月2日(火)付

コロナ禍海外誘客できず 大町市インバウンド推進協 プロモ委と統合

 大町市インバウンド推進協議会(会長=遠藤高弘・市観光協会長)は新年度から、観光事業を行う市プロモーション委員会(会長=牛越徹市長)と統合する。新型コロナウイルスの感染が広がり、昨年春ごろからインバウンド(訪日観光客)の海外誘客ができない情勢で、実質、事業を縮小。年度内の総会で決議予定で、プロモ委の部会に所属し、観光事業の一つと位置付け活動する。
 推進協は平成24年に発足し、全国に先駆けてインバウンド事業を展開。本年度は、計画したイベントのほとんどが中止となり、例年の半分ほどの事業しか行えなかったという。
園庭に豆投げ「鬼は外!」 大町 はなのき保育園で季節行事

 大町市若宮町のはなのき保育園(中條きよみ園長)で1日、豆まきが行われた。124年ぶりに2日となる「節分の日」を前に、全園児127人が節分の由来を知り、伝統的な季節行事に触れた。
 各クラスの部屋で担任保育士が節分の由来を話したり歌を歌ったりして盛り上げた。鬼の声が園内放送で流れると、園児たちはテラスへ出て園庭の鬼めがけて豆を投げつけた。晴れた冬空に園児たちの「鬼は外!」の掛け声がこだました。
白馬中 全授業オンラインに 受験前 感染リスクに対応

 新型コロナウイルス感染警戒レベル5の白馬村で、白馬中学校は2日から、すべての授業をウェブ会議によるオンライン授業に切り替える。村内の感染リスクが高くなる中で、高校入試前期試験を控えた受験生や生徒をリスクにさらさず、学習の機会を確保する。春の休校時にオンラインでの授業を実施した経験を生かした、同校ならではの早期対応となる。
 期間は2日から12日までの2週間。生徒は自宅などに居ながら、タブレット端末やパソコンからウェブ会議システムを使い授業に参加する。
長野誇りに東京開催願う 池田町図書館 五輪グッズコーナー登場

 池田町図書館で2日から、1998年の長野冬季五輪を振り返る特設コーナーが登場する。当時の開催時期に合わせて、選手の活躍を伝える記事や公式グッズなどを展示。かつての熱気を共有し、東京五輪の開催を願う企画だ。
 展示品は館長の下條浩久さんのコレクションを中心に、スタッフユニフォームや組織委員会発行の新聞、スポーツ紙、大会マスコット、ピンバッジなど約70点が並ぶ。
雪山装備で冬トレッキング 大町 鷹狩山「準備して楽しんで」

 大町市の鷹狩山で、冬のトレッキングを楽しむ登山者が増えている。コロナ禍によるアウトドア志向の加速や、ストックやアイゼン・チェーンスパイクなど雪山装備をしていれば北アルプスなどより比較的安全に登れるとして、平日でも登山客が訪れる。山頂方面の車道は冬季通行止めだが入山は禁止していないため、管理者の市は「準備をして、自己責任の上で楽しんでもらえれば」と話している。
霧氷と青空と白馬三山 白馬村 神城の県道 桜並木で

 冷え込みが強まった1日朝、最低気温マイナス11・9度となった白馬村で、空気中の水分が凍って樹木に付着する「霧氷」が見られた。神城の県道白馬美麻線(オリンピック道路)沿いでは、桜並木が氷の粒で白く染まり、青空と白馬三山を背景に撮影する観光客などの姿があった。
 オリンピック道路に沿う姫川から発生した霧が木々に付着したとみられ、村によると条件がそろう年に数回見ることができるという。
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