2021年2月13日(土)付

大北含む全県レベル2に コロナ警戒引き下げ 知事「感染抑え経済動かす」

 県は12日、新型コロナウイルス感染拡大警戒レベルについて、レベル4だった北アルプス圏域(大北地域)・レベル5の白馬村を含め、全県をレベル2(注意報)まで引き下げた。 全県レベル2は昨年11月11日以来。阿部守一知事は「第3波は収束しつつあると認識。改めて県民・事業者の皆さまに感謝する」と述べた。
 直近1週間の新規陽性者数が全県で7人(人口10万人当たり0・83人)、北ア圏域で5人、白馬村で4人と着実に減少しているとし、白馬・北ア地域でも「飲食店や多くの皆さまの取り組みのおかげで落ち着きつつある。事業者を中心に、観光地の対策をしっかりお取りいただいた」と協力に感謝した。
ハープとビオラの共演 白馬「音風コンサート」放送中

 白馬村でケーブルテレビでの放送を通じ村民に音楽の魅力を伝える番組「音風コンサート」(白馬ミュージックサポートアソシエーション主催)の第8回となるハープとビオラのコンサートがユーテレ白馬で放映されている。今回で本年度のコンサート収録・公開は最後。これまでのコンサート映像は動画サイトのYoutube上でも公開され、ケーブルテレビ以外でも音楽に親しむことができる。
 出演は長野市在住のハープ奏者・丸山京子さんと立科町出身のビオラ奏者・上原恭子さん。収録は白馬東急ホテルで行われ、バッハ「G線上のアリア」、サン・サーンス「白鳥」、「グリーンスリーブス」、「早春賦」など、全8曲を演奏した。
園児熱演 感動のステージ 白馬幼稚園 おたのしみ発表会

 白馬村の信学会白馬幼稚園で10日、恒例の「おたのしみ発表会」が開かれた。コロナ禍により開催が危ぶまれたが、参観機会が少なくなっていることから、発表会だけは行いたいという思いで開催を決めた。感染拡大防止のため、参観保護者を限定、年齢ごとに入れ替え制とし、換気や消毒を徹底して実施。園児がオリジナル劇や名作などを力いっぱいに演じ、1年間の集大成のステージが大きな感動を呼んでいた。
ドライブスルーで日本酒 松川 初の米蔵消費祭りで販売

 松川村産の酒米を使った日本酒をドライブスルーで販売する初めての「米蔵日本酒消費祭り」が11日、役場西側駐車場で開かれた。新型コロナの影響で中止となった米蔵日本酒祭りに代わるイベントで、車窓越しにやりとりし購入側と販売側の接触を極力控えるなどコロナ対策を万全に開催し、集まった日本酒ファンに安全に商品を提供した。用意した300セットが1時間余りで完売する盛況ぶりだった。
 購入希望者たちは、巡回してくるスタッフに車内から注文し、誘導員の指示に従い、購入・商品受け渡しブースへ入り、お目当てのセットを手にしていった。
業務改善やエコにアイデア 池田町 若手職員が提言発表

 池田町は10日、庁内から施策のアイデアを募る「ボトムアップ・プロジェクト」の発表会を町役場で開いた。若手職員が「業務効率化」と「ゼロカーボン」をテーマに提案。経費削減とエコを両立した公用自転車の導入などユニークなアイデアが飛び出した。
 プロジェクトは町の財政悪化や気候非常事態宣言の表明などを踏まえ、課題解決を含めた有用な施策を取り入れようと2年ぶりに開催。職員約40人がグループごと、施策のメリット・デメリットや事業費、費用対効果を示しながら、理事者にアピールした。
ガソリンスタンド狙い窃盗 大北地域 今年で10件超 被害相次ぐ

 大北地域などで事業所を狙った窃盗被害が相次いでいる。あるガソリンスタンドでは2月上旬、店舗入り口の窓ガラスが割られ、事務所内を荒らされた。被害金額は大きくなかったものの、経営者の男性は「コロナ禍で経営が苦しく、安全な経営をしていきたいと思っていた中での被害で残念」と憤るとともに、「人的被害があってはいけない」と地域の事業者に被害防止対策を呼び掛ける。 
 大北地域や安曇野市などのガソリンスタンドや事業所で今年に入り10件を超える窃盗被害があった。大町署は「複数の被害を把握している」とし、捜査を進めている。
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