2021年2月18日(木)付

働き稼ぐ体験で地域知る 大町で新年度ワーキングホリデー実施

 大町市は新年度、新型コロナに伴う地方移住の動きを捉える中、移住定住策の新事業として「しなのおおまちワーキングホリデー」を実施する。首都圏の若者を中心に一定期間、市内に滞在し、働きながら収入を得る体験を提供することで移住定住につなげる事業だ。市まちづくり交流課定住促進係と美麻支所が取り組み、滞在1週間から1カ月の「ちょっぴり田舎コース(市街地)」と、2泊3日から1週間の「村の暮らしコース(美麻)」を用意する計画。事業費は、働き場として受け入れ可能な事業所への協力金や、滞在中の宿泊費の補助などで約200万円で新年度一般会計予算案に計上した。
雪の下からフキノトウ きょうは二十四節気「雨水」

 きょう18日は二十四節気のひとつ「雨水」。暖かな陽気で雪が雨へと変わり、氷や雪が解け始める時期とされる。大北地域では週初めに降った雨が一転、寒気が強まり、16日夜から17日にかけ北部で大雪となった。一方で、雪の下からフキノトウやフクジュソウが顔を出し、春の訪れを告げ始めた。
コロナ直撃 業界売り上げ減 白馬商工会 緊急懇談会で県・村に訴え

 白馬村の白馬商工会は17日、県や村に白馬の現状を訴える緊急懇談会をウイング21で開いた。県の中村正人観光部長や滝沢弘北ア地域振興局長、下川正剛村長らをパネリストに、索道・宿泊・山小屋・飲食・製造など各業界の関係者が、新型コロナの影響が直撃した白馬村の窮状を訴えた。
陽気にフクジュソウ開花 小谷 

 一昨日までの暖かな陽気に誘われ、豪雪地の小谷村でもフクジュソウの開花が見られるようになった。住民らは「今年はいつもより早い」と驚きつつ、ひと足早い春の訪れに目を細めている。
「1000年に一度」の水害想定 池田町 新ハザードマップ公表

 池田町は17日、高瀬川の氾濫に備えた新たなハザードマップを公表した。町役場窓口で配布している他、4月に全戸に配る予定だ。「おおむね1000年に一度」の降雨を想定した浸水区域などを盛り込み、住民の防災意識高揚に役立てる。町は町内13カ所の指定避難所や、災害の規模や種類に応じた指定緊急避難場所への避難の可否もマップに掲載。住民自らが居住地の想定被害や浸水時間などを確認し、発災時の避難行動を計画する「マイタイムライン」の作成に役立ててもらう考えだ。
自家採取安心のタネ入手 松川 農家らが「交換会」初開催

 松川村などの家庭菜園愛好家や農家らが自家採取した種を持ち寄り、交換し合う「タネの交換会」が13日、松川村すずの音ホールで開かれた。タネの多様性を守り、タネをつないでいく初の試み。野菜や果物、穀物、花などのタネ、60種類以上が集まった。子連れなど10家族が参加。お互いに持ち寄ったタネや作物の特徴を紹介し合うなどして、情報交換に花を咲かせた。
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