2021年2月20日(土)付

大町市観光協会 法人化へ 今年5〜6月 情勢変化対応へ組織強化

 大町市観光協会は、今年5?6月をめどに法人化する。以前から議論、検討が繰り返されてきたが、コロナ禍で市内の観光事業は疲弊するなど激しい情勢変化を鑑みて協会の在り方を模索。事業の収益化による独自財源の確保や団体統合などによる効率化、多角的な事業展開などで組織や事業の強化を図ることを法人化の理由に挙げる。
 法人化すれば県内19市では16番目、大北地域では白馬村、小谷村に続き3番目となる。来年度は、協会と市観光課の業務分担調整などを行う準備期間とし、令和4年度から本格的に事業をスタートする。
おゆうぎ@習成果披露 大町 りんどう幼稚園 2日に分け

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大町市内の保育園や幼稚園では、参観人数を制限したり開催日時を分散するなど工夫して、おゆうぎ会が開かれている。平借馬のりんどう幼稚園(西澤弥恵子園長・園児73人)では18日と19日の2日に分けて開かれた。
 18日は未満児と年長クラスの発表会を分散して開催。発表ごとに休憩をはさみ、保護者を入れ替え換気した。
 西澤園長は「今年はこんな形のおゆうぎかいになったが、お子さんのクラスの発表をゆっくり楽しんでほしい」と話していた。
健全化案 実現性に疑問の声 池田町 財政問題で住民説明会

 池田町は18日、逼迫する財政問題をめぐり、住民説明会を町多目的研修センターで開き、財政健全化に向けた令和7年度までの財政シミュレーションなどを示した。集まった住民約40人からは実現性を疑問視する声などが上がった。
 町側は事業の見直しや歳出の削減などにより財政の立て直しを図り、3億円以上の財政調整基金を維持すると説明。一方で財政健全化の指標となる実質公債費比率が、7年度に16・4%まで悪化する見通しを示した。
人が大切にされる地域へ 松川 人権を身近に感じる学習会

 松川村公民館は15日、「人権を身近に感じる学習会」を村すずの音ホールで開いた。県中信教育事務所指導主事の酒井邦明さんを講師に、「人が大切にされる地域づくりを目指して」と題して、身近にある人権について楽しく学んだ。
 脳が自動的に判断する無意識の思いこみ≠、トリックアートなどで体験。思いこみが差別や偏見を生むことがあり、新たな見方を取り入れることで、柔らかな心と温かい社会が作られていくと述べた。
「共創」するデジタル空間 「チームラボ学ぶ!未来の遊園地」小谷で23日まで

 小谷村の栂池社会体育館で23日まで開催中のデジタルアートアトラクション「チームラボ学ぶ!未来の遊園地」(観光イノベーションOTARI実行委員会主催)。共同的な創造性「共創」をコンセプトに他者と共に世界を自由に創造することを楽しめる体験型知育空間を身近で楽しめる貴重な機会。
 映像に手で触れることを楽しむ構造のため、アトラクションごとに来場者の手指の消毒を徹底。1時間半ごとの入れ替え制で10分間の消毒タイムを設け、万全の感染予防を行う。
コロナ禍 飲食店に支援を 大町の組合商店街連 市に要望「速やかに」

 大町市の大町飲食店組合と市商店街連合会は19日、新型コロナウイルス感染拡大による影響が続く市内飲食店への支援要望書を市に提出した。売り上げが減少する事業者に対する速やかな支援や、営業時間短縮への協力金支給対象から外れた地域の実情を鑑みた追加支援策、雇用調整助成金の特例内容を延長することや持続化給付金の再実施など国、県へ要望することなどを求めた。
 同日、両団体の組合長や会長を務める北澤惠一郎さんや大町飲食店組合副組合長の郷津永さん、市商店街連合会・名店街代表理事の花田直行さんが市役所を訪れ、牛越徹市長に要望書を手渡した。
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