2021年3月13日(土)付

経営交代後 初シーズン終了 爺ガ岳スキー場 2万人来場 雪の確保課題

 大町市の爺ガ岳スキー場が12日、今季の営業を終了した。昨季は雪不足でほとんど営業ができなかったが、2年ぶりににぎわいが戻り、家族連れや初心者を中心に約2万人が来場。経営母体が代わり初めての冬を終え、運営する大町温泉観光社長の屋田翔太さんは「営業してくれて良かったと多くの人に喜んでもらえた。来季も楽しめるようにしたい」と見据えた。
 スキー場は今シーズン「最高のデビューゲレンデ」を掲げ、「地域の子どもたちが爺ガ岳で雪遊びデビューができるように」と、キッズパークのリニューアルやノンスキーヤー向けのアクティビティを用意するなどした。
「イースター」で卵探し 大町幼稚園

 大町市の大町幼稚園(早川民次園長)は12日、イエス・キリストの復活を祝う祝祭「イースター」の礼拝を行った。未満児から年長まで約60人が、イエス復活の物語を学び、イースターのシンボルで生命の誕生を意味する「イースターエッグ」探しを楽しんだ。
 イースターエッグ探しでは、各教室のいたる所に隠された、装飾したゆで卵を園児たちが捜索=B棚の上や隙間の卵を見つけると、飛び上がって喜ぶなど笑顔が広がった。
山小屋のトイレ整備に寄付 白馬南小 かるたとリースの収益 村に

 白馬村の山小屋トイレの整備・維持に役立ててもらおうと、白馬南小学校3年生17人は11日、総合学習で製作・販売した「高山植物かるた」と綿花リースの収益金を村に贈った。同校に下川正剛村長と村観光課の堀米拓実主査、八方尾根パトロールの板橋仁和さんを招き、「山のトイレ募金贈呈式」を実施。村長らにこれまでの学習成果を発表しながら寄付金を手渡した。
 児童たちは、トイレに募金箱が設置され、そのお金が整備に充てられていることを知った。その後クラス内で「自分たちもできることで支援したい」という気持ちが高まり、八方で見た高山植物をかるたにして販売し、収益金を村に寄付する活動を展開。120セット製作し、道の駅白馬で手作りの綿花リースとともに販売、諸経費を差し引いた9050円を村に寄付した。
専門3高校の将来像検討 池工・穂商・南農 安曇野・大北合同で初会議

 安曇野市と大北地域の高校の在り方を話し合う「安曇野・大北地域の高等学校を考える合同会議」の初会合が11日、同市穂高会館で開かれた。隣接する旧第11・12通学区の穂高商業・南安曇農業・池田工業の専門高校3校について、総合技術高校への統合を含めた将来像を広域的に検討する。
 会合には「旧第11通学区高等学校教育懇話会」と「大北地域における高等学校を考える協議会」、県教育委員会から約40人が出席。座長に信州大学教職員センター准教授の荒井英治郎氏、副座長に大町市教育長の荒井今朝一氏を選出した。
空き家の現状 パンフで発信 池田 つむぐプロジェクトが作成

 大学生らが池田町の課題を探って解決策の実践に取り組む「池田つむぐプロジェクト」の空き家グループは、空き家問題について考えるパンフレットをこのほど作成した。地域の空き家の現状と課題を若者世代から発信する。3月中に自治会ごとに回覧などする。
 同グループは、3年間の活動の中で、住民へのアンケート調査、空き家のリノベーションや活用事例の視察、勉強会などを行ってきた。空き家問題に関心のない人や、目的なしに空き家を所有している人たちに向け、地域の将来について考えてもらおうと作成した。
雪解け早く山火事£壕モ 5月31日まで 春の予防運動で啓発

 空気が乾燥し、林野火災が発生しやすい時期に火災予防の啓発を推進する「春の山火事予防運動」が5月31日まで行われている。県は今月8日から4月9日までを「特別強化月間」とし、関係機関と連携してパトロールを強化するなどし広報活動を行い、山火事予防に取り組む。
 県内では今年に入り山火事が発生していることもあり、同振興局林務課の三石和久課長は「今年は雪解けが早く、乾燥も進んでいる。山の近くで火を扱う場合は十分に注意してほしい」と呼び掛けている。
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