2021年4月6日(火)付

ワクチン接種 予約殺到 大町市 初日 電話つながりにくく

 新型コロナウイルスワクチン接種大町市コールセンター(市中央保健センター内)で5日から、電話による接種予約が始まった。初日から予約が殺到し、電話がつながりにくくなるなど、現場は混乱した。担当の市民課の勝野律子課長は「希望者は必ず接種が受けられるので、日にちを空けて電話をかけるなど協力してほしい」と呼び掛けている。
 初日は電話がセンターにつながらない状況にいら立つ市民が多かったようで、コールセンターとは異なる電話番号の市中央保健センターや市役所市民課にも予約電話がかかってくる事態に。直接、予約に訪れる市民も多く、現場は混乱した。
大町公園の桜 ライトアップ きょうから 今週にも見頃に

 大町市を代表するサクラの名所・大町公園で6日から、開花を迎えたサクラのライトアップが始まる。新型コロナの影響で、昨年に続き協賛企業によるぼんぼり点灯など「おおまち桜まつり」(実行委員会主催)が中止になる中で知恵を絞り、市プロモーション委員会と大町商工会議所が企画。公園のサクラは今週にも見頃を迎える。ライトアップは18日まで午後7〜9時。
 5日は、舞台や照明などを手掛ける長野三光(長野市)がライトの設置作業を行った。約30台を設置し、サクラの色が映えるよう色味調整などを繰り返した。
100周年記念誌 制作進む 池工の委員会 200n・2000冊年内販売へ

 今年で創立100周年を迎える池田工業高校の記念誌制作が順調に進んでいる。卒業生やPTAら20人で組織する記念誌委員会が中心となり、同校100年の変遷を振り返ることができる一冊にしようと知恵を絞っている。
 記念誌は、寄稿文や同校の歴史、デュアルシステムなど特徴的な取り組み、各分野で活躍した生徒たちの紹介などを内容に、A4判200n、一部カラー、2000冊を想定している。
 現在は、集まってきた原稿の確認や写真の配置、表紙のデザインの検討などを進めている。11月6日に予定する記念式典の様子も掲載し、年内の完成、販売開始を予定している。
山あい染めるピンクの花 池田「桜仙峡」 ヤマザクラ満開

 池田町陸郷の名勝「桜仙峡」でヤマザクラが満開の花を咲かせている。ピンク色と木々の緑が山あいにグラデーションをつくり、陽の光に照らされ絶景をつくっている。
 今年は暖かく、例年よりも早く開花が進んだ。5日は昼ごろから晴れ間がのぞき、大勢の見物客が幻想的な雰囲気にため息をつき、カメラを向けていた。
 地元住民でつくる陸郷登波離橋愛護会は、コロナ禍でもてなしのイベントは昨年に続き中止としたが、駐車場や遊歩道の整備、スイセンの植え付けなど観光客を受け入れる準備を整えた。
迫る第4波¢ホ策徹底 コロナ感染 大町で2カ月ぶり確認

 県内に新型コロナウイルス感染の第4波が迫っている。連日、20〜40人台の新規陽性者が確認され、大町市内では3日、約2カ月ぶりに男性1人の感染が確認された。大北地域の各市町村では、人の動きが活発になる年度始めが重なることに危機感を募らせ、基本的な感染防止対策の徹底のほか、会食時における最善の注意を呼び掛けている。
 大北地域では昨年4月3日に最初の感染者が確認された。この1年間の感染者は156人で、市町村別では大町市40人、白馬村110人、小谷村4人、池田町2人となっている。

森林や林業、緑化へ関心を 5月末まで 県内「緑の募金運動」

 森林整備や緑化推進活動などに活用される令和3年度「緑の募金運動」が1日から始まっている。公益財団法人「長野県緑の基金」が実施し、5月31日まで強化期間として集中的に募金活動を展開。各市町村の自治会を通じた募金や、県北アルプス地域振興局林務課、市町村の担当窓口に設置される募金箱などにより募金できる。
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