2021年4月9日(金)付

トップ棋士熱戦 芝野十段VS許八段 大町で囲碁十段戦第3局

 囲碁のタイトル戦「第59期十段戦五番勝負」の第3局が8日、大町市平のホテル「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」で行われ、「囲碁のまち」を舞台にトップ棋士が熱戦を繰り広げた。
 十段戦は防衛を目指す芝野虎丸十段と挑戦者の許家元八段が共に1勝ずつで並び、勝ち越しをかけて第3局に臨んだ。牛越徹市長らが見守る中、対局がスタートした。 大盤解説会には市内外から囲碁ファンが詰めかけ、かつて同じ舞台で戦った伊田篤史八段が、金賢貞四段とともにステージに上がり、プロならではのエピソードを交えた和やかな解説で会場を盛り上げた。
全校挙げてSDGs推進 白馬中で講演 サークル設立も呼び掛け

 白馬村の白馬中学校(浅原昭久校長)は本年度、国連の定めた持続可能な開発目標「SDGs」の推進を力点の1つに置く。8日、キックオフとなる「SDGsの会」が開かれ、全校生徒が白馬SDGsラボの草本朋子代表の講義を聞いた。
 草本さんはSDGsの概要や17の目標について解説。環境問題については、二酸化炭素が増加し地球温暖化が進んでいる現状を伝え、科学的な情報を得て考える学びの重要性を伝えた。
里山彩る遺志継ぐ桜 池田夢農場 りゅうじい≠ェ植樹 満開

 はなさかりゅうじいが守ってきた桜が、今年も大きく花開いた―。池田町陸郷の夢農場で桜が見頃を迎えている。鳥が実を運んで自生したヤマザクラやりゅうじい≠ニいう名で親しまれ、今年1月に74歳で亡くなったオーナー水野龍二さんが植えた桜が「夢の郷エリア」と称される一帯を彩る。マネジャーで娘の道子さんは「今年はすごくきれい。天国で見ていてくれるかな」と目を細める。
書き初めたこ 天高く 松川 望月書院 願い込め生徒自作

 松川村神戸の書道教室「望月書院」は6日、生徒が書き初めで作ったたこを揚げた。正月に意気込みや好きなものを和紙に書き、春休み中に自分たちでたこを制作。生徒6人が参加し、それぞれの思いを込めたたこを天高くはばたかせた。
 たこ揚げは、書院の望月孝太郎さんが字を書くだけではない楽しさを体験してもらいたいと毎年実施している。たこに使う竹も自分たちで削り、春休みを利用して試しながら作り上げた。
第1子出産祝いステッカー 大町市 出生届け提出で初の進呈

 第1子の出産を祝いステッカーを進呈する事業が大町市で今月から始まった。5日には、本年度最初の第1子出生届けの提出があった。提出に市役所を訪れた小林昌洋さん・史織さん夫婦を、市のキャラクター「おおまぴょん」が出迎え、車内に乳幼児が乗車していることを知らせるおおまぴょんをモチーフにしたマグネットタイプのステッカーを贈った。
県警ヘリと連携 技術向上へ 山岳救助隊 登山シーズン前 実践訓練

 登山シーズンを前に、県警山岳遭難救助隊は8日、県警航空隊との合同訓練を大町市の観音橋ヘリポートで実施した。大町署など県内警察署の隊員約30人が、県警ヘリコプターを使った実践的な訓練で、救助技術の向上を図った。
 訓練には新人からベテラン隊員までが参加し、県警ヘリ「やまびこ1号」と連携し、空からの救助を実施。救助活動中の事故防止を目指し、装備品の扱い方やハンドサインによる意思の疎通など情報を共有した。
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