2021年4月15日(木)付

コロナ禍 逆境越え社会人に 大町市で新規就職者激励会

 大町市や大町商工会議所、市経営者協議会、大町職業安定協会は14日、令和3年度新規就職者激励会を、市文化会館に隣接するサン・アルプス大町2階大会議室で開いた。市内19事業所から66人の出席があり、新型コロナの逆境を乗り越え就職を決めた若者の頼もしい姿が広がった。
 牛越徹市長は「活力ある地域としてこれからも発展し続けることの原点は、皆さんがこれから就こうとするさまざまな分野の仕事や会社の事業の振興にある。そのことを胸に置きながら、若者の新鮮なアイデアや想像力を最大限に生かし、失敗を恐れることなく取り組んでほしい」と激励した。
小学生リーダー 地域の模範に 大町北小6年生55人 委嘱式

 大町市の大町北小学校(宮入勝彦校長、児童265人)で14日、防犯や交通安全の模範として活動する「わが家のセーフティーリーダー」の委嘱式が開かれた。6年生55人が地域や学校、家庭で意識啓発などに取り組む。
 セーフティリーダーは本年度、大町署と大北防犯協会連合会が管内大北地域の小学校3校の6年生に委嘱。下級生の見守りや防犯ポスターの制作、学校周辺の環境整備、あいさつ運動などに取り組む予定だ。
接種本番を想定 課題確認 コロナワクチン 小谷村でシミュレーション

 小谷村は14日、来月の大型連休明けから予定している新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて、集団接種のシミュレーションを実施した。初回接種対象者となる65歳以上の村民への接種本番を想定して、集団接種会場での流れや動線などを確認し、課題を確認した。
 シミュレーションは、協力を依頼した村民約30人が参加し、集団接種会場予定の村役場多目的ホールで行われた。ホール内には一人ごとに区切られた接種ブース20か所が設けられ、村診療所所長で村内唯一の医師・中井和男さんや看護師らが、事前に参加者へ配布されていたシミュレーション用の予診票の内容確認や問診、接種、接種後の経過観察など、一連の流れを行っていった。
元気に手を挙げ道路横断 池田小で交通安全教室

 池田町の池田小学校(清水令子校長、生徒数188人)で14日、交通安全教室が開かれた。入学したての1年生と、通学に慣れてきた2年生は道路で歩行練習に取り組み、道路の渡り方や信号の見方、横断歩道での注意点などを学び、安全に道路を歩く基本を身に付けた。
 3年生以上は自転車の安全指導を行う予定だったが、雨のため中止し、教室で映像を見て自転車の安全な乗り方を学んだ。
上村さん 聖火リレー語る 八方尾根スキー場 スプリングフェスティバル

 白馬村の八方尾根スキー場で11日、恒例のスプリングフェスティバルが開かれた。今月1日に同村で行われた東京オリンピック聖火リレーで最終ランナーを務めた元スキー・モーグル日本代表の上村愛子さんをゲストに、同じく聖火ランナーの丸山俊郎さんがMCを務めた。トークショーや賞品が当たる抽選会などがあり、来場者はシーズン締めくくりのイベントを楽しんだ。
 上村さんは聖火リレーを「白馬で走る13人に一体感があった。走っている時は、マスクをしていたけど沿道のみんなが喜んでいるのが伝わった」と振り返る。「聖火リレーお疲れ様」の花束もあり、笑顔で受け取った。
天然雪で熟成雪中埋蔵=@大町の薄井商店 人気の日本酒搬出

 春の北アルプスの山懐、大町産の酒米を寒仕込み、天然雪の中で熟成させた日本酒が掘り出され、トラックに積み込まれてゆく。 大町市の酒蔵・薄井商店(薄井朋介社長)は9日、白馬錦「純米吟醸雪中埋蔵」の搬出作業を行った。大町の自然と実り、蔵人の技が織り成す日本酒として人気の商品。
 雪を利用した日本酒の熟成は、同社が1995年に県内で初めて行い今季で27回目。2月10日に1・8g瓶で3000本を越す日本酒を雪の中に埋蔵、約2カ月間貯蔵した。
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