2021年5月30日(日)付

初夏の校庭で元気に競う 大町北小 感染対策 工夫凝らし運動会

 大町市の大町北小学校で29日、第45回運動会が開かれた。昨年はコロナ禍で秋に延期したため、2年ぶりとなった恒例の初夏開催。前回は密着を避けるために見合わせていた競技も工夫を凝らして新たな形で復活し、「みんなで協力し合い、高め合う運動会」を実践。北アルプスのもと、元気な姿を保護者に披露した。
 全校による大玉送りは密を避けるために大玉転がしに変更。綱引きや玉入れなども1回の人数を絞り、軍手をして直接触れ合うことのないようにと感染予防に最大限気を付けた上で実施した。徒競走やダンスなどの競技も、児童は入学・進級して間もない1学期の行事ながら全力を尽くして発表した。
「貞逸祭」で夏山開き 白馬村 安全登山へ祈願祭

 北アルプス白馬連峰に夏山シーズンの幕開けを告げる「第55回貞逸祭・白馬連峰開山祭」が29日、白馬村の八方第5駐車場で開かれた。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、神事のみ実施。登山者の安全とシーズンを通じた山の平穏を祈願した。
 例年実施している記念登山は昨年に続き中止し、村や山案内人組合、索道・観光事業者、山小屋など関係者約50人で安全祈願祭を執り行った。
移住者同士「カフェ」で交流 池田町 協力隊員交えざっくばらんに

 池田町は26日、移住者同士の交流を深める場として、地域おこし協力隊員を交えた「移住者カフェwith協力隊」を町交流センターかえでで開いた。移住者同士が気軽に話ができる機会として初めて開催し、約10人が参加。移住のきっかけや池田の生活、やってみたいことなど、和んだ雰囲気の中で会話に花を咲かせていた。
 クラフトパークからの景観を気に入り移住を決めたきっかけや、「周りの人が良くしてくれている」など町での生活、家探しに苦労した経験など、移住者同士で共感できる話題や自身の経歴など話を弾ませ、参加者同士の交流を深めた。
そば切り音頭 各地で普及 大町市南部支援センター チーム結成 健康づくり決意

 大町市常盤の市南部包括支援センターは24日、介護予防体操「信州そば切り音頭〜骨こつ南部包括バージョン〜」の普及を目指し、インストラクターチーム「ハッピーフレンズ」の結成式を開いた。メンバーとなった住民が、ユニフホームのオリジナルTシャツを受け取り、住民の健康づくりに向けて決意を固めた。
 チームには市民を中心に40〜70代の女性20人が所属。インストラクター養成講座で、センター職員でつくる「スマイルダンサーズ」を講師に、体操を学んできた。今後はそれぞれの地元で普及を図る他、センターを通じて要請があった各地のイベントや体操教室などに派遣される。
「GoTo河原」で自然観察 池田 「高瀬川を守る会(仮)」が企画

 高瀬川の高水敷を自然散策路として保全・整備する活動を進める池田町の「高瀬川を守る会(仮)」は23日、「GoTo河原」と題した動植物の観察会を高瀬川左岸で開いた。自然科学に詳しい吉富政宣さんの案内で、希少な動植物を観察した。
 150bほどの散策路を歩きながら、30種類ほどの植物を観察した。国指定や県指定の絶滅危惧種、町特産の植物などを紹介しながら、ハタザオ、イヌハギ、クロツバラなどを次々と観察した。キバネツノトンボの産卵風景など、貴重な生き物の生態も捉えた。
自治会役員 災害時の行動確認 大町で避難所開設・運営訓練

 大町市連合自治会と市自主防災会連絡会は26日と28日、避難所開設・運営訓練を市総合体育館大アリーナで開いた。2日間合わせて自治会長や自主防災会長ら約80人が参加し、災害発生など万一の事態に備え行動を確認した。
 避難所の開設・運営の重要性を認識しての訓練。自治会役員の多くが1年で交代する中、継続的な開催を求める声を受け昨年から始まった。開催を2日に分け、密を避けるなど感染防止対策を万全に実施した。
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