2021年6月3日(木)付

水¥ナ点にSDGs達成へ 大町市 アクションプラン発表

 国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け大町市は2日、市役所で会見を開き、具体的な活動方針を定めたアクションプランを発表した。地域資源の水に焦点を当て、産学官金が連携した「信濃おおまちみずのわプロジェクト」で、環境について学ぶ学習旅行や自然を生かしたスポーツツーリズムなどに取り組む方針だ。
 会見ではみずのわプロジェクトのスペシャルサポーターとして、音楽グループ「レミオロメン」の元メンバーでミュージシャンの藤巻亮太さんの就任を発表した。
強風で折れた桜遊具に 白馬幼稚園 夏休み前まで活用

 白馬村の信学会白馬幼稚園で、先月の強風で折れた園庭の桜の木を園児たちが遊具として活用し、楽しんでいる。枝葉が生い茂る上部にも届くようになったため、桜の実を収穫したり、太い幹に乗って「電車ごっこ」をしたり、鉄棒をしたり。園児を長年見守ってきた巨木を使って、園児たちのさまざまな発想で遊びは広がり「すごく楽しい」と、園庭には毎日笑い声が響いている。
60〜64歳ワクチン優先接種 池田町 7月に期間設定 対象は625人

 池田町は、60歳から64歳を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種について、7月に優先接種期間を設ける。対象は625人で、今週中に意向確認書を送付し、6月16日までの提出を求める。町は、医師の確保やワクチン供給の状況にもよるが、対象となる全町民の接種を9月末ごろを目標に完了する方針。
 優先接種は、1回目を7月5〜10日、2回目を26〜31日に実施する。65歳以上の接種について、対象の約3900人のうち現在約5割が1回目の接種を終えており、順調に推移していることから60〜64歳の接種を期間を定め重点的に行う。
空き古民家片付け景観整備 美麻二重 地域づくり会議 困りごと解決 未来へ継承

 大町市の美麻地域づくり会議(前川浩一会長)は5月30日、「美し(うまし)村(さと)開拓プロジェクト」の景観整備作業を美麻地区二重の空き家周辺で行った。県道沿いで空き家となり景観の課題となっていた築100年以上の古民家で、その周辺の土地を活用できるように、作業に取り組んだ。
 高齢化で家主が処分に悩む古民家を「地域での困りごと」と捉え、地域のために活用できる場所に造り替えるモデルケースとして着手。やぶや木を切って薪化、花壇づくりなどの景観向上、有害鳥獣対策や農地化など、課題解決と地域活性化の効果を同時に実現する取り組み。
金太郎の産池$抜き清掃 大町 八坂・大姥山で住民保全活動

 大町市八坂の「上籠(あげろう)郷土文化を発展させる会」(伊藤悦男会長)は5月25日、金太郎伝説のある大姥山の中腹にある「金太郎の産池(うぶゆ)」で、25年ぶりに池の水を全部抜く清掃活動を実施した。
 同会は金太郎ゆかりの地の歴史文化を後世に守り継ごうと、登山道の整備や保全活動を展開。産池は金太郎が生まれた時、産湯として漬かったと伝えられている。作業は深さ50aほどの水を重機やバケツリレーによる手作業で水を抜き、長年溜まった泥や落ち葉を奇麗に取り除いた。
芸術祭先行展 想定超え846人 大町市 本番へ有効な感染対策追求

 旧大町北高校などを会場に6日間の会期で開催された北アルプス国際芸術祭プレイベント「先行公開展」(同実行委員会主催)は、想定した500人を上回る846人が来場した。実行委事務局の市まちづくり交流課は「万全のコロナ対策を講じ、安心安全に来場者を迎え入れることができた」とコロナ禍の開催を振り返り、8月21日の本番に向けさらに有効な対策を追求していくとした。
 各会場では、入場時の健康チェックのほか、密状態を見極める二酸化炭素濃度計測器を用いた換気の徹底、手すり等のアルコール消毒、入場制限など対策をとった。今月中旬に開催する同実行委コロナ対策部会の中で、先行公開展での対策を検証するとしている。
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