2021年6月13日(日)付

飲食店支援無料デリバリー 大町商議所 住民アンケートで検討

 新型コロナウイルスの影響が長期化する中、大町市の大町商工会議所は、外食の自粛によって疲弊する地元飲食店を支援しようと、住民が無料で利用できるデリバリーサービスを検討している。地域のニーズを探るため、ホームページを通じてアンケートを実施、意見を募集している。
 商議所では6月30日まで、公式ホームページの専用フォームでアンケートを実施し、住民から利用希望や居住地などを聞き取り。結果を踏まえて、実施の可否や配達エリアなどを検討する。
「雨中1号トンネル」貫通 小谷 松糸規格 生活道の安全へ

 小谷村の国道148号雨中・月岡バイパスに建設中の「雨中1号トンネル」が12日、貫通した。同日、貫通式が行われ、地域高規格道路松本糸魚川連絡道路(松糸道)の機能も含む、住民待望の生活区域と切り離された安心・安全な道路の完成に一歩近づいたことを祝った。
 トンネルは、村役場東側の坑口から南側へ山中を通り、姫川を渡る橋梁につながる全長339b。 貫通式には、発注元の県や村、施工する戸田・鷲沢建設共同事業体などが出席し、貫通を見守った。掘削機械でトンネル南側入り口の壁が砕かれると、トンネル内部に外の光が差し込み、出席者から拍手が沸き起こった。
山野草園整備へ植栽 大町 「借馬団塊クラブ」が作業

 大町市借馬の「借馬団塊クラブ」(傳刀孝男会長)は6日、地区内の金山神社南側敷地にある山野草園予定地で、ドウダンツツジの植え込みを行った。昨年4月のクラブ結成後、初めての取り組みで、市のひとが輝くまちづくり事業補助金を活用して整備する。
 有志の仲間から寄贈されたドウダンツツジを植え込み、山野草園予定地の整備に取り組んだ。同クラブは、団塊世代が75歳の後期高齢者となる2025年問題≠ノ向けて、老人クラブなどの高齢者団体を盛り立てようと、事前に対応していく。
「花豆魅力知って」苗植え 大町の美麻小中 五竜で緑のカーテンに

 大町市の美麻小中学校9年生5人が4日、白馬村の白馬五竜エスカルプラザで花豆の苗を植えた。花豆で夏の暑さを和らげる緑のカーテンを作り、グリーンシーズンに白馬五竜高山植物園を訪れる観光客に、地域の特産品の花豆に目を留めてもらい、興味関心を高めてもらおうと、熱心に作業した。
 生徒らは同施設のスタッフのアドバイスに従い、土のう袋に軽石や培養土を詰めて植木鉢を作り、苗を植えていった。建物の支柱に2つずつ鉢を置き、ネットをかけて花豆を這わせてグリーンカーテンを作る。
木陰の植物学んで管理 国営公園大町・松川 講師迎えボランティア

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は6日、シェードガーデン管理ボランティアを行った。信州緑花ネットワークと公募によるボランティア約20人が参加した。
 公園のシェードガーデンは開設から3年。コナラやソヨゴの木陰に、葉の色や大きさが多彩なホスタ、信州の野山に育つ山野草などが植えられている。6日はガーデンを監修した矢澤秀成さんを講師に迎え、植物についての講義と、植栽などの管理作業を行った。
子ども見守り¥ч15年 松川 ボランティア団体に県表彰

 松川村の「子どもを守るパトロールボランティア」が、県防犯協会連合会から特別功労団体として表彰された。発足から約15年にわたり、住民有志が青色回転灯付パトロールカー(青パト)で村内を巡回。安全な地域づくりへの功績が認められた。大町署で11日、賞状伝達式が開かれた。
 ボランティアには70代を中心に村民25人が登録。毎週水曜日の小中学生の下校時間に合わせ、メンバーが交代で青パト2台で村内を巡回している。他にもウオーキングや犬の散歩をしながらのパトロールなど、日常生活に防犯活動を取り入れている。
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