2021年6月20日(日)付

奥原選手が東京五輪出場 バドミントン女子シングルス 大町出身 2大会連続 メダル期待

 大町市常盤上一出身のバドミントン女子シングルスの奥原希望選手(26)=太陽ホールディングス所属=の東京オリンピック出場が19日までに決定した。五輪出場は2大会連続2回目で、前回リオは銅メダルに輝いた。
 2020年9月のデンマークオープン優勝、12月の全日本総合選手権優勝、2021年3月の全英オープン優勝と結果を出し、東京五輪へ準備は整う。五輪2大会連続のメダルが期待される。奥原選手の現在の世界ランキングは3位。(写真はリオ五輪で銅メダルに輝き地元に凱旋した奥原選手)
竹細工学び仲間づくりの輪 大町 八坂公民館で講習会

 大町市の八坂公民館は、令和3年度の地域文化伝承事業「八坂塾」の一環として「竹細工講習会」を開いている。住民らが古くから竹とともに暮らしてきた生活文化に親しみながら、仲間づくりの輪を広げている。
 講師は美麻在住の重田穂積さん。講習会では竹細工を作る素材となる、竹の種類や作品作りのための前段階となる竹ひご作りといった、基礎から学んでいる。初回は工程に慣れるために菜箸づくりを行い、2回目の講習の14日は、八坂産のマダケを里山から切り出し、竹ひご作りに取り組んだ。
ワインバレー SNSで発信 北アぶどう研究会 ブランド化へ事業展開

 池田町と大町市、安曇野市を中心としたワイナリーやワインブドウ農家、関係者らでつくる「北アルプスワインぶどう研究会」は本年度、「北アルプス安曇野ワインバレー」のブランド化促進に向け、事業を展開する。SNSを活用した映像による魅力発信の他、試飲会への参加を予定。北アルプス山麓地域のワイン振興に向けた取り組みが本格化する。
 研究会はこれまで、ワイナリーの視察や勉強会、試飲会を開くなどし、地域のワイン振興を図ってきた。本年度はブランド化を更に推進するため、SNSによる情報発信に注力。県の支援金を活用して魅力紹介の映像を制作し、公開する。
打つ楽しさ≠ナ野球体験 大町白馬リトルが教室

 大北地域の小学生が所属する硬式少年野球チーム・大町白馬リトルリーグは19日と20日、野球体験教室を開いた。野球初体験の小学生が、野球の楽しさに触れた。
 19日は雨天のため、大町市運動公園の屋内運動場で実施した。午前中は3人の児童が参加し、棒の上にボールを乗せ止まった状態でバットで打ってみる「ティーボール」を体験。
 小学5年以下のマイナーチームの平瀬一也監督は「野球はまず打つことが楽しい。体験を通して楽しさに触れてもらえれば」と話していた。
アジアフ物資支援へビラ配り 大町岳陽高 2年ぶり 声掛けポストに

 大町市の大町岳陽高校は17日、同校が取り組む「アジア・アフリカ難民支援運動」(通称アジアフ)で、アフリカのマリ共和国に送る支援物資の提供を呼び掛けるビラ配りを実施した。
 コロナ禍で昨年は物資回収のための活動が中止となり、ビラ配りも2年ぶり。例年は各戸の住民に手渡ししているが、今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から、声掛けをしてポストに入れさせてもらう形で行われた。
 家の人が玄関先や庭にいた場合はソーシャルディスタンスを取りながら、資料を手渡した。「毎年ご苦労さま。コロナでも頑張って」と理解を示す住民の姿も見られた。
民間救急認定 新たに1社 北ア消防 池田「介護タクシーあずさ」

 北アルプス広域消防本部は本年度、患者などを搬送する「民間救急」事業者に池田町の「介護タクシーあずさ」を認定した。緊急性が低い病人やけが人など介助が必要な人の搬送を担う民間事業所と役割を分担し、救急車の適正利用につなげる狙いだ。
 管内事業者の認定は平成15年のアルプス第一交通に次いで3例目。ストレッチャーや車いすの利用者が安全に乗車できる車両や乗客の容体急変に対応できる設備、応急手当の技能を有する乗務員などを備えていることが条件になる。消防署の救急車と異なり、緊急走行はできない。
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