2021年7月2日(金)付

暗闇にホタル舞い始め 大町の保存会3日から 高瀬川水路で鑑賞会

 大町市の「高瀬川ホタルの里保存会」が整備管理する常盤上一の高瀬川河川敷の手掘り水路(上一運動公園近く)でゲンジボタルが舞い始めた。同会主催の「ホタル観賞会」は3日から11日まで開かれる。午後7時半から9時ぐらいまでが見頃となる。
 今年は、例年同様、6月24日ごろに最初のホタルの出現を確認した。辺りが暗闇に包まれるにつれ、ホタルの光が浮かび上がる。出始めにもかかわらず、一足早くホタルを見ようと会場に足を運ぶ市民の姿もあり「光った、光った」などの歓声が聞こえてくる。
持続可能な未来 一枚絵に 白馬村観光局「ブートキャンプ」 村内外から30人 作成へ議論

 白馬村観光局は6月30日から7月2日まで、白馬の未来のライフスタイルを構想する「白馬ビジョンデザインブートキャンプ」を開いている。持続可能なサーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現した未来の白馬をイメージした「一枚絵」を作り上げる。
 事前のオンライン会合を経て、村役場には村内外から約30人が参加。環境への取り組みを実践する人や、関心を持つ次世代を担う若者、循環型経済を考える企業人など、白馬のファンが集まった。具体的な活動に取り組む人々が集まることで、理想の構想にとどまらず実装していく仕組みまで踏み込んで議論する。
技能生かし地域貢献 白馬 建設労組が施設補修

 白馬村の建築業者などでつくる大北建設労働組合白馬地区は6月27日、「住宅デー」に合わせて村内公共施設の補修工事を行った。各事業所の職人たちが建築の仕事を知ってもらおうと、培った技術を生かして地域に貢献した。
 11事業所から14人が参加し、小中学校や保育園、子育て支援ルームなど7施設を手分けして整備。各施設からの要望に応じて、手すりの設置や砂場の囲い作りなどの作業に汗を流した。
信頼関係で特殊詐欺防ぐ しんきん池田支店 大町署から感謝状

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、大町署は1日、池田町の松本信用金庫池田支店(山田淳支店長)に署長感謝状を贈呈した。店舗をよく利用している高齢者が振り込みをしたいと窓口で申し出て、普段と違う様子にパート職員の小林美雪さんが詐欺を疑い対応。日頃からの信頼関係が功を奏した。
 金額の大きさや、振り込み依頼人名義を男性ではなく別の名前にするよう指示があったことなどから、詐欺を疑った小林さんが上司に報告した上で警察に通報。小林さんは「与えられた仕事をしただけ。普段から来ているお客さまなので、気軽に話すことができた」と謙虚に喜んだ。
趣向凝らし合奏や歌披露 池田会染小で校内音楽会

 池田町の会染小学校は6月25日、校内音楽会を開いた。学年ごとに趣向を凝らした合奏と合唱のステージを披露し、練習の成果を発揮した。
 1年生はジブリアニメ「トトロ」のテーマソング「おさんぽ」をテーマに、元気いっぱいの歌と合奏を披露。5年生は「マイバラード」を歌い、美しいハーモニーを披露した。体を揺すりながら楽しそうに歌う姿も見られた。
 児童らはゴールデンウイーク明けから練習を始め、アイデアを出し合いながら演出を考えた。保護者は学年ごとに入れ替わって鑑賞した。
通学路の安全確認意識づけ 千葉の児童死傷事故受け 大町署 池田・松川で取り締まり

 千葉県八街市で小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故を受け、大町署は1日、池田町と松川村の通学路で集中的な取り締まりを実施した。横断歩道での歩行者妨害や進入禁止を取り締まり、ドライバーに歩行者保護の意識付けを図った。
 同署交通課の原田篤志課長は「管内で子どもが巻き込まれる事故は起きていないが、自動車の単独事故は起きており、たまたま歩行者がいなかっただけとも捉えられる」と指摘。「事故はいつ起きてもおかしくない。子どもたちも気を付けているが、運転者の大人が安全運転の意識をしっかりと持ち、子どもを守ってもらいたい」と話した。
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