2021年7月20日(火)付

熱中症 マスク着用に不安 大町市親らの会 学校内のルール再確認

 気温が上がり熱中症の危険が高まる中で学校内でのマスク着用のルールを再確認しようと、子どもの健康を心配する大町市内の親らが「子どもの笑顔と未来を守る会」を立ち上げた。6月から集いを始め、アンケート集計や市議会議員に相談を求めるなどして活動している。
 市内の小中学校では現在、文部科学省や県の方針に基づき市教育委員会が定める「新型コロナウイルス感染症拡大防止に対応した学校運営ガイドライン」に沿った指導が行われている。体育時には熱中症リスクの回避に重点を置き、原則マスクを外す指導をしているが、強制はせず、個々の児童生徒の自由意志に任せている。
 守る会は今後、SNSなども含めたアンケートで保護者らの声を集めるなどの活動に取り組む予定。
真夏日 川で魚つかみ涼 大町市 社の子ども会 2年ぶり

 大町市の社地区子ども会育成会は18日、魚つかみ大会を地区内の高瀬川河川敷で開いた。市内の最高気温が31・5度と真夏日を記録し、子どもたちが涼しげな水の中で魚を追いかけた。
 魚つかみは住民同士の交流を図る地区の夏恒例行事。新型コロナウイルスで昨年が中止となり、2年ぶりの開催となった。地区内の未就園児から中学生までの子どもや保護者ら約120人が参加し、川の一部をせき止めた水場でニジマスやイワナを捕まえた。
白馬彩るアジサイ見頃 三日市場堀之内 被災地奇跡≠フつぼみも

 白馬村神城三日市場と堀之内地区で、アジサイが見頃を迎えている。柏原孝至さん宅では、のどかな田園風景の道沿いや個人の庭に約30種数1000株のアジサイが咲き、訪れる人々を癒やしている。今年は5年前に東日本大震災で被災した福島県から届いた「奇跡のあじさい」の苗も初めてつぼみをつけ、希望の花が咲きそうだ。
 三日市場の村道では白馬三山の山並みを背景に、沿道を鮮やかな青やピンクの花びらが彩っている。今年は県道長野大町線が工事中でアジサイの通りが迂回路となっているため、今まで知らなかった人も見る機会が増えていきそうだ。
地域の水路 歴史知る 小谷 土谷 村民向けにせぎ歩き

 小谷村土谷の土谷ふれあい隊は15日、村民向けに地域の水路を歩いて歴史や生活を考える「土谷せぎ歩き〜この水にたくす想いを〜」を開いた。
 土谷せぎは安政6(1859)年に造られた大北でも最古のせぎで、162年の歴史を持つ。土谷堰水利組合のメンバーでもある田原重男さんがガイドを務め、地域の住民が先祖代々峰沿いに整備をしてきた水路に沿って歩き、歴史や言い伝えなどを説明した。
 村内から8人が参加。全長8`のうち、昭和7年に建立された「水神様」から土谷諏訪神社、太田のせぎ払い口までの約7`を歩いた。
夏休みや2学期へ抱負 松川中 大北トップ終業式 壮行会も

 松川村の松川中学校(三輪千子校長、生徒数240人)は19日、大北地域の小中学校で最も早い1学期の終業式と、北信越大会などへ出場する部活動の壮行会を開いた。各学年の代表生徒が1学期の振り返りを発表し、勉強や部活動、社会活動など、夏休みや2学期に向けて抱負を語った。
 気温が高いため、熱中症対策として壮行会のみ体育館で全校生徒を集めて開き、終業式は各クラスで放送を通じて実施した。壮行会では、北信越大会に出場する女子ソフトテニス部と、体操と水泳に個人で出場する生徒、NHK全国学校音楽コンクール中信大会に出場する合唱部を全校生徒が応援。それぞれの目標が達成できるよう激励した。
町へ繰り出し池田発信 高瀬中 3年生70人が地域活動

 池田町の高瀬中学校3年生70人は、池田町を発信する取り組みを総合的な学習の時間に進めている。16日、グループごとに町へ繰り出し、奉仕活動などを行った。
 生徒たちの思いを盛り込み、宣伝、活動、イベント・課題解決の3つのコースを設けた。
 活動コースは、町交流センターかえでの敷地内で、草取りやごみ拾いをした。炎天下にもめげず、和気あいあいと作業に汗を流した。
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