2021年7月3日(土)付

山と人をつなぐ場に 北ア・三俣山荘の伊藤圭さん 大町にリノベ「図書室」

 大町市の駅前本通り商店街の旧金萬洋服店3階に、「三俣山荘図書室」がオープンする。山荘を運営している伊藤圭さん(44)が「登山者がまちで遊べる拠点」として企画し、山小屋の仲間たちの全面協力でリノベーションしている。このほど、市民に向けた先行見学会が開かれた。本格オープンは11月に予定している。
ホタルの名所に光舞う 白馬乗鞍高原 住民整備公園で見頃

 小谷村白馬乗鞍高原のホタルの名所・ホタル公園でホタルが舞い始めた。地域住民が整備してきた公園で、ゲンジボタルとヘイケボタルが生息し、ホタルの光は10月ごろまで長く楽しむことができる。今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染防止のために、例年行っていた園内ガイドなどのもてなしは中止する。来場者には感染防止対策をとった上での鑑賞を呼び掛けている。
70歳節目半年かけ親子龍 松川の宮彫師中牧一展さん 

 松川村神戸に工房を構える宮彫師・中牧一展さんはこのほど、制作期間半年をかけ、70歳になって初めての作品を完成させた。2頭の親子龍を一本のクスノキから掘り出した。幅4b・高さ80a・厚さ50aの大作。「人に恵まれ、仕事に恵まれてきた」と今までの自分を振り返り、「70歳の節目。まだまだ自分の世界を出したい」と先を見つめる。
災害時ドローン情報活用 池田町大北で初 損保ジャパンと協定

 池田町と損害保険ジャパンは2日、地域防災力向上などに関する包括連携協定を締結した。災害時に無人航空機(ドローン)が収集した災害情報の提供や、住民や職員を対象とした防災知識の普及など、同社の強みや特徴を生かし地域防災力の強化を図る。同社が同協定を結ぶのは県内自治体で4番目、大北地域では初めてとなる。
まち探訪歴史にふれる 大町市文化財センター 信大生講師に地域の魅力学ぶ

 大町市文化財センターは6月26日、地域の特色や魅力を学ぶ「おおまち歴史のまち探訪」を市中央通り周辺で開いた。市民ら14人が歴史的建造物をたどりながら、かつて「塩の道」の宿場町として栄えた地域の成り立ちに理解を深めた。
水環境の保全末永く 大町 居谷里水源で感謝祭

 大町市は1日、居谷里水源内の八坂神社奥社で「令和3年度水道水源感謝祭」を開催した。新型コロナウイルスの感染防止のため、参列者を限定し、規模を縮小して実施。約20人が見守る中、若一王子神社の竹内直彦宮司による神事が行われ、市民の生活に欠かせない豊かな水資源に感謝し、水環境の末永い安心安全・疫病退散を願った。
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