2021年7月31日(土)付

健闘たたえる拍手響く 東京五輪バド女子シングルス・準々決勝 奥原選手 メダル届かずもベスト8

 東京五輪バドミントン女子シングルス準々決勝が30日に行われた。大町市常盤上一出身の奥原希望選手(26)=太陽ホールディングス=は、中国の何氷嬌選手に1―2で逆転負けし、リオ五輪に続く2大会連続のメダルには届かなかった。市文化会館大ホールのコミュニティライブサイト(市と市教育委員会主催)で試合を見守った市民は、敗戦にも「よく頑張った」などと奥原選手の健闘をたたえた。

「すごい試合」先輩の雄姿に感動 中学生バドチーム シャトルカラーズ

 奥原希望選手の準々決勝が行われた30日、大町市文化会館に設けられたコミュニティライブサイトには、仁科台中学校と第一中学校の生徒らでつくるバドミントンチーム「大町シャトルカラーズ」のメンバーが観戦に訪れていた。先輩の雄姿を食い入るように見つめながら、一つ一つのプレーを目に焼き付けていた。
 惜しくも逆転負けで4強入りを逃したが、奥原選手に憧れてバドミントンを始めたという中学生らは「すごい試合だった。最後まで諦めないところが素晴らしかった。お疲れさまと伝えたい」と感激していた。
「スマート農業」で生産性向上 白馬村 初の最新技術実演体験会

 白馬村は28日、村内の認定農業者などを対象にしたラジコン式の草刈り機やパワーアシストスーツの実演体験会を村内で開いた。長野県でも推進しているロボット技術や情報通信技術などを活用して農業現場の人手不足解消や生産性向上を図る「スマート農業」を進めようと村が初めて開催。実際の機械を操作し、最新の農業技術にふれた。
 同日は約20人が参加。ラジコン式の草刈り機は、本年度中に試験販売を計画している機種。軽トラにも積載可能なサイズで、駆動時間も4時間ほどと長く、傾斜面の草も刈り取ることができるといい、参加者が実際にラジコン操作を体験するなどして手軽さを感じていた。
商品券利用あすから 松川村 137事業所で11月末まで

 新型コロナウイルスの影響を受ける住民の子育て・生活支援と地域経済対策として、松川村が全村民に配布する「心は1つ!がんばる松川村応援券」の利用が8月1日から始まる。飲食店や小売店、サービス業など取り扱い店は村内137事業所。11月末までが利用期間で、最新の登録店舗は村ホームページで確認できる。
 村経済課は「コロナで疲弊している住民と事業者の支援。期間内に使ってもらえれば」と呼び掛けている。
昭和風トットちゃん夏祭り=@松川村のちひろ公園 「広場」開園5年の節目

 松川村の安曇野ちひろ公園で24日、「トットちゃんの夏祭り」が開かれた。「トットちゃん広場」の開園5周年を記念して、昭和テイストの多彩な催しでにぎわった。 水鉄砲や缶下駄などの昔懐かしい遊びや綿菓子作り体験、PPコプターの工作、趣向を凝らした宝探しゲームなどが行われた。大人たちも童心に返り、子どもと一緒に楽しんでいた。
 広場のモチーフになった物語『窓ぎわのトットちゃん』の著者で、安曇野ちひろ美術館館長の黒柳徹子さんから、「世界中の人たちと一緒にやっていこうね、という気持ちをもって帰ってもらえるとうれしい」というメッセージが披露され、はと風船が空高くに放たれた。
感染対策徹底 安全に応援 大町市ライブサイト 声出さず拍手と音で

 東京五輪で戦う奥原希望選手を大型スクリーンで応援するコミュニティライブサイト(大町市と市教育委員会主催)は30日、市文化会館大ホールで開かれた。全国や県内でも新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染防止対策を徹底する中で実施した。
 ライブサイトは先着300人に入場を制限したほか、座席間隔をとるなどソーシャルディスタンスを確保。検温や手指消毒などで感染防止対策をとった。
ごみ拾い木崎湖守ろう 大町 漁協と昭和電工が環境美化

 大町市の木崎湖漁業協同組合と昭和電工大町事業所は28日、木崎湖の環境美化活動を行った。参加者約30人が地域の産業を支える水資源を守ろうと、湖畔や水中のごみ拾いに汗を流した。
 清掃活動は夏の観光シーズンに合わせて、10年以上行われている恒例の活動。木崎湖と同水系の水を発電に利用する同事業所が地域への感謝を込め、社会貢献活動として協力している。
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