2021年7月9日(金)付

松くい虫被害の丸太落下 大町市発注駆除事業 傾斜地から相次ぎ危険

 大町市が発注する松くい虫被害木の伐倒駆除事業で、山林の傾斜地に積まれた被害木の丸太が、公道などに落下する事案が相次いでいる。住民への衝突事故などが懸念され、出水期を迎えて落下のリスクがさらに高まる中、対策が急がれる。
 市農林水産課によると、丸太の落下は積み上げた被害木を固定する支え木の腐食が原因といい、昨年度以降に社地区と大町地区北山田で計5件発生。4件が公道、1件が畑に落下した。丸太の重さは少なくとも10`とみられる。いずれの事案も住民への被害は確認されていない。
 市は対策として、業者から提出された作業場所の記録を基に山林内をパトロール。支え木の打ち直しや、平地への丸太の移動などを実施している。
山雅が園児にサッカー指導 大町 どんぐり保育園でクリニック

 大町市社のどんぐり保育園で6日、松本山雅FCサッカークリニックが開かれた。山雅ユースアカデミーのスクールチーフ・小林雄太さんとスクールコーチ・山ア永和さんが年中・年長園児を指導。楽しい遊びを取り入れながらサッカーに親しみ「スポーツが楽しい」と思える気持ちを育んだ。
 ウオーミングアップでしっかり体を整えた後は、ボールを使ったプログラムを実施。ボールを手に持って高く投げてキャッチしたり、弾ませたボールを手で受け止めたりしながら、ボールとの一体感を高めた。
そばをアートに色付け 白馬そば塾 名人から打ち方学ぶ

 白馬村の「全麺協正会員団体・白馬そば塾」(野々山美樹代表)は4日、村農業体験実習館で会員を対象に「さらしな粉で打つアーティスティックなそばの世界」と題したそば打ち研修会を開いた。信州そば道場副代表で全麺協四段位を持つ、千曲市在住の中條善弘さんが、そば粉に色付けをしたアートなそば打ちを披露。そばの世界の可能性を広げる、名人の風雅なそば打ちが感動を呼んだ。
 中條さんは「固定観念にとらわれず、楽しいことを追求してみては」と呼び掛け、色付きそばの魅力を語った。
節目のしろうま祭「楽しんで」 白馬高 一般公開は限定で11日

 白馬村の白馬高校生徒会は9日から11日まで、第70回文化祭「しろうま祭」を開く。2年ぶりの一般公開は11日のみで、事前登録した県内の保護者と地元の小中学生限定で一部の公開に。コロナ禍で限られた中でも、節目の文化祭を盛り上げようと準備を進めている。
 テーマを「幸(さち」とし、コロナ禍でも「すべての人に少しでも幸せを感じてほしい」という願いを込めた。昨年はコロナ禍で一般公開を取りやめ、開催日も1日に短縮。その悔しさをばねに、伝統の文化祭の節目に「元気を出したい」という思いをテーマに込めた。
 一般公開は11日午前10時〜午後2時40分。体育館、弓道場、生徒昇降口が公開エリアとなる。
要件緩和し再度給付金 池田町 中小企業支援上限15万円

 池田町は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少する事業者への支援として、15万円を上限とする給付金事業を8月に実施する。6月に上限30万円の給付金事業を実施したが、支給要件を満たす事業者が少なく、予算1500万円のうち1340万円が余剰となり、余剰金を予算として要件を緩和した。
 要件は、令和元年または2年の上半期(1〜6月)の売上総額に対し、3年上半期の売上総額が20%以上減少していること。対象は中小企業や農業事業者、個人事業主など。国や県の支援金・応援金との重複申請も可能。支給金額は売上総額の差額分で、上限15万円。給付予定額が予算額を超えた場合は件数により案分する。
ネット犯罪から子ども守れ 大町市・県・青少年育成関係団体 街頭でリーフレット配り啓発

 大町市と県北アルプス地域振興局は6日、青少年の健全育成を目指し街頭啓発を大型商業施設フレスポ大町とJR信濃大町駅前で行った。関係団体が住民にリーフレットを配り、子どもの性被害やネット犯罪被害の防止などを呼び掛けた。
 参加者は「のびよう伸ばそう青少年」のタスキを掛け、のぼりを掲げながら啓発活動を展開。新型コロナウイルス対策として啓発物を卓上に並べ、住民に配った。
トップページ 7月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2021 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.