2021年8月3日(火)付

トロバスの誕生日祝う 大町 復活イベントにファン多数

 2018年に引退した立山黒部アルペンルート関電トンネル「トロリーバス」(トロバス)の誕生日を祝うイベント「トロバースデー」(大町市主催)が1日、扇沢のトロバス記念館で開かれた。最後の1台として保存・展示されるトロバス内部は、無数の風船で彩られバースデー℃d様に。トロバスにちなんだクイズラリーなどもあり、観光客や家族連れなど多くのファンでにぎわった。
 風船は来場者にプレゼント。子どもたちには実際に展示車両に乗り込み、お好みの色の風船を手に取り車両とともに記念写真を楽しんでいた。
体操で交流 介護予防を 小谷地域包括支援センター 外出減 教室実施呼び掛け

 小谷村の地域包括支援センターは、体操などを通して人とかかわりを持ち介護予防などにつなげるセンター主催「ずくまめ会」への参加や、各地域や団体、仲間内での少人数からできる体操教室の実施を呼び掛けている。長引くコロナ禍で外出や集まる機会が減少している中、感染予防を徹底しながら交流し、健康な体や社会性を保つことにつなげる活動への参加を促している。
 「ずくまめ会」は、毎月第3木曜日の午前9時半から11時まで、村役場で開催。同センターの理学療法士が分かりやすい説明で体操を指導し、地域住民の交流も深めている。
村民にEV無料貸し出し 白馬で10日から 乗り心地を体験

 白馬村は10日から、超小型電気自動車(EV)を無料で村民に貸し出すシェアリングサービス「白馬EVシェアリンング」を実施する。環境にやさしいEVの普及に向けて、村民が乗り心地・使い心地を体験する機会とする4年目の取り組み。7月30日から申し込みが始まっている。
 今年は1人乗りの超小型EV「COMS」を2台用意。買い物などのちょっとした移動に便利なモビリティで、狭いスペースにも駐車しやすい。車両が届いた後、5日に開始式を行う予定。
子どもたち 竹で水鉄砲作り 松川遊びウィーク 5日本番へ準備進む

 松川村児童クラブと子ども教室に参加する小学生児童の夏休み企画「遊びウィーク」が2日から始まった。5日に水鉄砲合戦やシャボン玉をする予定で、4日まで自分たちで準備を進めている。低学年から高学年まで、はさみやノコギリを使って遊び道具を作り、本番当日に向け心を躍らせている。
 約100人の児童が参加する。竹で作る水鉄砲では、ノコギリを引いて竹を切り、細い竹にスポンジと布を巻いて押し棒を製作。隙間ができて水がうまく入らなかったり太すぎたりと、子どもプランのスタッフに教えてもらいながら子どもたちは試行錯誤を重ね、作業を進めた。
地域のため行動で恩返し 大町仁中3年生 はなのき保育園で草取り

 大町市の仁科台中学校3年生が、総合的な学習で地域に恩返しをする活動に取り組む「人との繋がり班」のメンバー6人がこのほど、はなのき保育園で園庭の草取り作業を実施した。職員だけではなかなか手の行き届かない施設の庭を、利用する子どもたちが安心して遊べるように、作業に汗を流した。
 訪れた6人は、園庭の多くの人が行き交う通路を中心に、伸びてきた雑草を手作業で丁寧に抜き取っていった。作業の甲斐あって、すっきりとした遊び場となった。
坂本弁護士一家の冥福祈る 事件から32年 龍彦ちゃん発見現場草刈り

 1989年にオウム真理教(当時)により殺害され、95年に大町市日向山で遺体が見つかった坂本堤弁護士一家の一人息子・龍彦ちゃん(当時1歳)の発見現場の草刈り作業が1日、行われた。事件を風化させないようにと、日本国民救援会大北支部が実施。黙とうなどで追悼も行い、龍彦ちゃんや坂本弁護士らの冥福を祈った。
 作業には、会員10人ほどが参加。現場は幹線道路から約150bほど脇に入った場所。現在でも龍彦ちゃんが殺害された日や発見された日などに合わせて現場を訪れる人が多くいるため、追悼に訪れやすいよう、通路の脇の草を刈っていった。
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