2021年8月21日(土)付

友達と再会 2学期へ 大町西小 テレビ放送で始業式

 大町市内の小中学校で2学期が始まっている。長い夏休みを終えた児童生徒たちは夏休みの楽しい思い出を胸に、元気いっぱいに登校。久しぶりに会う友達との再会を喜び、2学期の目標を語り合うなどして笑顔で過ごしている。
 大町西小学校(中原敏校長、児童数244人)では20日、始業式が行われた。新型コロナウイルス感染防止対策から密集を避けるため、一堂に会する集会は行わず、各教室で映像によるテレビ放送で実施した。
感染防止にキット提供 白馬村 観光施設の無症状従業員に

 白馬村は、新型コロナウイルス感染防止対策事業として、村内観光施設などで感染者が確認された場合に行政検査の対象とならなかった人(無症状者に限る)の抗原定性検査キットを提供する。早期に陽性者を発見し、感染拡大防止につなげる。
 提供対象事業所は、村内観光施設などで、施設の長が運営上の見地から必要と認める場合などに必要数量を提供する。検査キット利用のために受講が必要な説明会と研修会を今後予定している。
小学校教諭が保育体験 小谷保で研修会 保・小相互理解

 認定こども園・小谷村保育園で19日、小学校教諭が保育士を体験する合同研修会が開かれた。小谷小学校から教諭4人が参加。近くにある学校と園の育ちと学びの連続性に向けて、就学前の保育の現場を体験した。
 体験した小学校教諭は来年進学する年長児と触れ合い、「当番や発表など、保育園の時から将来を見越して保育していることが分かった」と話した。
オーナメントに夢記す ちひろ美術館で公園5周年記念 地元の子どもと来館者交流

 松川村の安曇野ちひろ公園「トットちゃん広場」開園5周年を記念して、同園と安曇野ちひろ美術館で9月5日まで、「みんなの夢プロジェクト」が進んでいる。地元の子どもたちが夢や願いを書いたオーナメントに、来館者が自分の夢を書き加えることで、夢を通じた心の交流が行われている。
 村内の保育園や小中学校の子どもたち、地域住民をはじめ、県外や海外の子どもたちも参加し、当初目標だった5000個が集まった。館内にはスタッフらが手作りした半円形の竹組みに、絵本画家・いわさきちひろの水彩技法にじみ≠用いた色とりどりのオーナメントが涼しげに揺れる。
小中生 平和の願い絵で表現 大町図書館 広島から30点借り展示

 大町市の大町図書館(宮脇哲子館長)で26日まで、「子どもたちの平和ポスター」が展示されている。1986年に国連が宣言した「国際平和年」を記念して、広島平和記念資料館が募集する「平和の絵」30点を借り受け、実施した。
 ポスターは、広島市内および海外の姉妹・友好都市等の小・中学生が平和をテーマに描いた絵で、平成21年の第24回優秀賞受賞作品。1階から2階への階段壁面を飾っている。
全県感染警戒レベル「5」 新型コロナ 大北新たに11人 8月45人

 大北地域(北アルプス圏域)で新型コロナウイルスの感染拡大が続く。県は20日、大北で新たに11人(白馬5、池田2、小谷2、大町1、松川1)の感染を確認したと発表。全県の感染警戒レベル(県独自6段階)を「5」(9月2日まで)に引き上げ、医療非常事態を宣言した。大北の感染確認は8月に入り45人。大町市内の1保育園では園児家族の陽性を確認し、事前対応として同日から24日まで休園措置をとった。圏域全体のレベル5は初めて。大北地域には飲食店営業に対する時短要請等は行わない。
 大北では6月中旬以降、小康状態が続いていたが、8月に入り感染が急増し歯止めが効かない状況にある。市町村別の今月の感染確認は、白馬村22人、大町市7人、松川村と池田町が各6人、小谷村4人。
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