2021年8月22日(日)付

国内外缶ビール集め50年 大町 社の徳竹さん 1100本以上に

 大町市社館ノ内の徳竹武さん宅で、50年かけて集め続けた国内外の缶ビールが飾られている。その数実に1100本以上!。昭和、平成、令和と、時代を映す鏡のような、さまざまな銘柄の缶ビールで埋め尽くされた部屋が、見る人を圧倒している。
 徳竹さんは30代の頃、ハワイやシンガポール、台湾へ海外旅行をした時に、外国産の缶ビールのデザインに引かれたのがきっかけで缶ビールを集めるようになった。
 集めてみれば日本の缶ビールのデザインも素晴らしいと気づいた。旅行で訪れた日本各地のご当地ビールを集めることで、旅行することの楽しみも広がった。缶ビールを見ていると「この場所のここで買った」と、旅の思い出が鮮やかによみがえってくるという。
イベント開催基準見直しへ 大町市 コロナ警戒「5」受け対策会議

 大町市は20日、新型コロナウイルス感染症対策会議を市役所で開いた。県が独自の感染警戒レベルを全県で「5」に引き上げ、「特別警報U」を発出したのを受け、県の対策に準じてイベント開催や施設利用の基準を見直す方針を示した。
 会合では北アルプス国際芸術祭について、実行委員会が感染拡大を受けパフォーマンス会期中(8月21日〜10月3日)の一部イベントを中止、その他のイベントについては県と相談しながら感染状況を踏まえて開催したいと説明した。
やまびこ音頭踊りDVDに 大町「コットンサロン」 地域に配布 活用を

 大町市総合福祉センターで毎週火曜日に開く「みんなとつながる『コットンサロン』」では今夏、座って踊れる「やまびこ音頭」と「やまびこサンバ」を踊り、その様子を録画した。DVDに編集し、地域で活用できるように配布する。
 4日と11日は、ひとり暮らしの高齢者の集いの場、ふれあいいきいきサロン「寿の会」と「気楽の会」の来場者が、DVDの画像を流しながら一緒に祭りの雰囲気を楽しんだ。祭りの音色が流れる室内で、気持ちよく体を動かした。
レベル5 自治体の対応進む 新型コロナ イベント中止や施設利用制限

 新型コロナウイルスに関わる県独自の感染警戒レベルが全県で「5」に引き上げられた。大北地域では21日からイベントの中止や公共施設の利用を制限・休止するなど、各自治体の対応を進めている。県はレベル5の発出に伴い、人との接触をできるだけ減らすなど、県民一人一人の感染症対策の徹底を改めて呼び掛けている。
 大北地域全域のレベル5への引き上げは初めてとなり、各自治体は緊急の対策会議を開くなど対応に追われた。感染対策や誹謗中傷防止を呼び掛ける首長メッセージをホームページや防災無線で発信した他、住民や来訪者、観光客へ向け呼び掛けを強化している。(写真は松川村)
白馬村飲食店に休業・時短 県が要請 感染拡大顕著で対策強化

 県は21日、白馬村における新型コロナウイルス感染拡大が顕著として、24日から9月3日までの11日間、酒類の提供を行う飲食店に対し休業や午後8時までの営業時間短縮を要請すると発表した。応じた事業者には協力金を支給する。協力金は売り上げ規模に応じて1日当たり2万5000〜7万5000円。
 北ア圏域の直近1週間の新規陽性者数は33人で、前週比で2・2倍と激増。これ以上の感染拡大を未然に防ぐため対策を強化する。
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