2021年9月12日(日)付

手作り陶芸 出来栄えに笑顔 大町 親子教室 作品引き渡し

 親子で陶芸に挑戦する大町市の「親子陶芸教室」で11日、完成した作品の引き渡しが東町の「陶芸の家」であった。試行錯誤して形作った作品が焼き上がり、参加者は見た目や手触りをじっくりとその場で確認し、納得のいく出来栄えに満足そうな笑顔を見せていた。
 教室には19組48人が参加し、夏休み期間中の8月7、8日に制作した。乾燥や釉薬の塗布、焼成を経て完成し、待ちに待った作品との対面。小皿や茶わん、湯飲みなど力作が並び、「良い色になっている」「早く使いたい」などと喜んでいた。
白馬高70周年記念式典延期 来秋に コロナ拡大「必要な警戒」

 今年70周年を迎える白馬村の白馬高校同窓会やPTAなどでつくる実行委員会(実行委員長=内川雅夫同窓会長)は10日、役員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため10月に予定していた記念式典を来年秋に延期することを決めた。
 新型コロナウイルスの感染拡大が県内や大北地域にも広がり先行きも不透明な中で、特に必要な警戒事態と捉えての判断。延期日程は1年後の同時期(10月15日頃)を軸に検討する。
シェードガーデン♀wぶ 国営公園大町・松川 管理作業ボランティア

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で11日、アルプス大草原近くの木陰に作られた「シェードガーデン」の管理作業ボランティアが行われた。シェードガーデンの監修をした育種家・園芸研究家の矢澤秀成さんとともに、球根の植え付けや整備などを実施。公園でも活動するボランティア団体や花づくり団体、地域住民など約20人が参加した。
 シェードガーデンは日陰や半日陰につくる庭で、あづみの公園ではクリンソウやシラネアオイ、ヤグルマソウなど、多数の宿根草が植えられ、季節ごとに花を咲かせている。
アサギマダラ 中綱に飛来 大町 のっぺ山荘≠フフジバカマに

 長距離の渡り≠する大型のチョウ「アサギマダラ」が、大町市平中綱湖畔の通称のっぺ山荘≠アと、古川孝雄さん宅のフジバカマに今年も飛来している。
 のっぺ山荘のフジバカマは、夏を山岳部などで過ごしたチョウたちが南へ渡る中継点となっている。今年は、9月5日に1頭の初飛来を確認した。よく晴れた9日午後には、50〜60頭がまだ一分咲きのフジバカマの花の上を乱舞していた。
「綿花」最盛 みんなで見て 大町「コットンの会」 各所に公開ガーデン

 大町市で綿づくりを通じて地域づくりに取り組む「コットンの会」が栽培している綿花。現在、活動の賛同者が植えた花が各所で最盛期を迎えている。会では交流事業の一環として「綿の花をみんなで楽しもう!」を企画。賛同者の庭や畑で育てている綿の花をオープンガーデンとして広く公開している。
 オープンガーデンでは、個人や会員の共同畑や庭、プランターで育てている場所を公開。畑にはしあわせの種プロジェクトの活動を紹介する「Cottonstation」の案内看板を設置し、目印としている。会では「綿花は花だけでなく、咲いた後に真っ白な綿ができる『コットンボール』が膨らんでいる様子もかわいらしい。話の種≠ノぜひ楽しんでみて」としている。
公共施設再開 対策万全に コロナ警戒レベル「4」引き下げ

 新型コロナウイルスの新規感染者数の減少を受けた感染警戒レベル「4」への引き下げや12日までの「命と暮らしを救う集中対策期間」の終了を受け、飲食店の午後8時以降の営業や公共施設の利用再開に向けて準備が進められた。感染予防への万全な対策を継続しつつ、日常生活や経済活動が動き出す。
 市立大町図書館では11日、14日からの通常開館再開に向けて職員が準備作業に追われていた。閉館中にポストに返却された書籍をふき取り中を確認する作業や、閉架書庫の蔵書整理などを行い、開館の準備を整えていた。今後もマスク着用や消毒、距離の確保などの徹底を継続する。
 各自治体でも公共施設再開に向けて準備を進めている。池田町は13日から利用再開するとしつつ、感染拡大は予断を許さないとして基本的感染防止策の徹底や健康観察を呼び掛けている。白馬村は村内の感染状況を考慮し、村有体育施設の利用再開は13日に判断する。
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